台風は南の魚を連れてくる①ロクセンフエダイ

 

こんにちは、夢海です🐟️

 

今回は台風6号が連れてきた魚ということで、まともに直撃した今年初の台風明け、鹿児島の定置網の漁師さんに魚を頼んでいた。

台風はルートによっては南方から魚を連れてきてくれたり、魚種が増えたりするからである。

今回はその読み通り、出会いたかった南方の魚がチラホラ入っててくれた。 

 

今回はその中からロクセンフエダイを紹介する。

 

 

ロクセンフエダイの特徴

 

今回の魚はロクセンフエダイ。

如何にも南国、如何にも熱帯な見た目の魚だが、正にその通りで沖縄などで"ビタロー"と呼ばれ好んで食べられる。

 

実は初めて食べる種である。

長いこと狙っていたのだが、なかなか手に入らず。

本種が度々揚がる産地なので、台風の恩恵かは分からないが、出会えてラッキー、である。

 

大きさは18.4㎝122gと、本種にしてはまだまだ幼い。

 

が、しっかり張っていて硬い。

腹も小型の割にしっかりしている印象である。

 

↑色合いを見て、なかなか関東の人間は食べようとは思わないだろう。

 

小型の個体だったが、脂は立派に乗っている。

オレンジ色のものは内臓脂肪で、こちらも内容物の大半を占めていた。

まだ未成熟なのか、産卵の時期は遠いのか分からないが、生殖巣は確認できなかった。

 

肝もほぼなく、脂肪は身全体になじんでいる。

 

 

ロクセンフエダイの料理

刺身

脂で弾かれた醤油の味で、最初はぼやけてるところから次第に甘みをグングン増してくる。

 

小型だからか身の密度も感じられ、しとっとした食感が心地良い。

ほんの少し、微かな磯の香りを感じるが、気にならない程度。

皮を炙るとまた違った印象なのだろう。

 

これはまた次回に持ち越しとなる。

 

ロクセンフエダイのバター焼き

炙るとどうなるだろうか、なんて思いながらも、初めての魚なので焼きへの好奇心が抑えられなかった。

 

さらには他にも食べるべきものも同時に調理でき、一石二鳥だったのだ。

ロクセンフエダイ、というよりフエダイ科魚類は南方で種類豊富に揚がる。

となると、沖縄ではバター焼きでよく食べられるのだ。

 

もう10年ほど前にはなるが、道の駅に1尾丸ごと焼いたものをパックに詰めて売られているのを見たことがある。

 

イシミーバイやビタローも並んでいて、その中に本種も紛れていたのかもしれない。

脂のある魚でも、動物性(沖縄ではバターと言いながら使うのはマーガリンなので植物性だが)の異なる脂なので、味がダブらず風味がつく。

身離れがいいことと、皮目がやっぱり美味いので、小型であれば丸ごとバター焼きにしても良さそうである。

 

 

ロクセンフエダイの評価

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・☆☆☆

珍しさ  ・・☆☆☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格

・価格は平均的と思われる。流通の場で見たことがないので相場感は不明。南方では日常的に食べられるものだと思う。

コスパ

・小型なので可食部は少なかったが、大型の個体では歩留まりは悪くない。

珍しさ

・種としては珍しくないが、産地を選ぶ魚になる。本州、その他各産地では少なく、鹿児島や沖縄など、まだまだ南方の魚である。

・この手の魚にしては皮目の特有の香りも少ない。非常に食べやすく、美味しい魚である。

 

もう7年前ほどに食べたきりの、だいぶご無沙汰なヨスジフエダイとは、姿は似ているがこちらの方が脂ノリは上手に思えた。

大きさや食べた時期など、様々な事も考慮すると、正確な比較にはならないが…。

台風は明けになると、南方の魚が定置網に入り込む。

多様な生き物を見るならば、海が荒れたあと、なのである。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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