手頃で嬉しいイネゴチ

こんにちは、夢海です🐟️

 

時期はお盆休みの前。

今年は台風の影響もあり、夏枯れの影響がかなり出ていた。

 

イネゴチの特徴

今回の魚はイネゴチ。

 

盆の休みに入る直前、やっと見つけられた貴重な白身である。

今年は盆の前後の入荷が非常に少なく、目ぼしい魚が本当にない状況だった。

盆休みは実家に戻る予定はあるとはいえ、家にいるうちのおかずとして買ってきたわけである。

 

産地は徳島県産。

サイズはイネゴチにしては平均以上くらいの大きさである。

本種はマゴチほど多くはなく、流通上目にする機会もまた少ないのだが、珍しいものではない。

 

横に平たいマゴチに比べ、ややシャープな顔つきでそのワニのような見た目から"ワニゴチ"として流通する場面が多いが、別種なので気をつけたい。

市場でもイネゴチといって通じる人は少ない。

どんな人も、ワニゴチとして認知している。

ワニ型の珍魚!ワニゴチ

ワニゴチは本種よりも荒々しい見た目であり、正しくワニといった感じである。

 

そして本種は、魚がありふれている時期では目立たないが、ものが無いときにいると有難い存在である。

イネゴチの料理

イネゴチの刺身

まずは無難に刺身から。

 

2日前に揚がった刺網の野締めなので期待はしていなかったが、これが思いの外美味かった。

身は柔らかくなっているものの、イネゴチってこんに旨味があったっけ。となるような味がある。

皮目の酸味を含んだ風味から始まり、次第に内側のコチ特有の味に切り替わる。

 

焼霜や昆布締めも考えたのだが、やるならば昆布締め、下手に炙りはしなくて良かったな。なんて思う。

本種を最大限楽しむならば活〆を食べるべし。ではあるものの、1日2日程度ならば野締めでも悪くはない。

 

イネゴチの潮汁

この手の細い魚は汁が美味い。

 

アラとカマ、そして片身を骨ごとぶつ切りにして潮汁にした。

昆布で出汁をとり、具材はイネゴチと長ネギだけである。

 

少しばかりこういう温まるものを欲して来ているのは秋が近いからかも知れぬ。

イネゴチは生でも旨味はあるが、火を入れるとググンと美味くなる。

身離れも良く骨からコロッと外れてくれて、皮のところに豊かな旨味を含んでいて美味い。

 

ネギの甘味と深い旨さのあるイネゴチが何とも合うのだ。

カマ周り、ほほ肉など1尾から満足なほど肉が取れるので、これを一生懸命つつく。

味噌汁もいいが、この美味い香りを楽しむために潮汁にするのも悪くない。

 

 

イネゴチの評価

 

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・・☆☆

珍しさ  ・・・☆☆

味わい  ・・☆☆☆

 

価格

・値段は基本的に安いもの。関東では産地から遠く値も張らないので活〆はあまり見かけない。選ぶなら活魚が良い。

 

・コスパ

単価は安いが歩留まりが良くないので結局のところ評価するのが難しい。コチの代用とはならないものの、マゴチを考えるとその分得した気にはなる。

 

珍しさ

・先にも述べたとおり、関東では値が張らないのでわざわざやって来ない。近海の千葉などでも揚がるが、数は多くない。種として珍しくないものの、流通上では少し珍しいような魚の一つである。

 

・美味。用途は色々使える。歩留まりが悪いためアラも一緒に使えると良い。

 

今回は台風や盆休みやらで魚の無い時期に見つけたイネゴチを食べてみた。

当初は何かしら食べる魚をというので探していたが、なんとも嬉しい魚種に出会えた。

イネゴチはマゴチに変えられぬ、だが、イネゴチは手頃で美味しい存在である。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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