大衆魚の季節調査 メジナ

こんにちは、夢海です🐟️

 

メジャーではないけど、マイナー過ぎない。

時たま小売店に並んでいる。

そんな魚をピックアップし、季節ごとに書いていこうと思う。

 

もちろん、人によってそれは大衆魚でない、マイナーだ。なんて意見も出てくるとは思うが、数年を掛けて市場を歩いてきた体感で、通年探せば普通に見られるなという魚で書いていく。

さて、今回の魚はメジナ。

 

この魚は見ない日はない、とまではいかないが、通年を通して比較的目にする魚である。

メジナを好んで使うという料理人を探すのは、よっぽど難しいが。

 

何となく手に取った福井県小浜港で上がった定置網のものがやたらに良く、気になって買ってきた。

6月も中旬だと言うのに、内臓脂肪はありそうな硬さをしているし、体も秋冬のものを思い出させるように太い。

年間を通し価格も手頃なので、気軽に試せるというのも嬉しい点である。

 

持ち帰り、さっそく割ってみるがこれがなかなかに良いこと良いこと。

 

野締めなので身はやや柔らかいが、全身に脂を感じられる。

 

そして硬かった腹にはやはり脂肪が入っていた。

腸管には、時期からしても海藻と思われる内容物が詰まっている。

生殖巣は見られなかった。

 

思いの外早い時期に産卵は終わっているのかもしれない。

ともなると、産卵が終わり餌を荒食いしている所と考えられる。

盲目であったが夏前の日本海のメジナは狙い目と言えるのかも。

 

メジナの料理

メジナの刺身

まずは単に刺身から。

 

気になる点としては、海藻を食べていたのでにおいが付いていないかであったがこれは杞憂に終わった。

ほんのりとする磯の香りがまたメジナらしくて良い。

冬の寒グレには劣るが、それでもこの時期に安く買えるものとしては優秀な味をしているのである。

 

浜〆のもので水揚げから2日経っているので、やや柔らかいな?という印象はあるのだが、それでも刺身にするならば文句はない。

しとっと舌につくほんのり甘い脂が美味い。

 

メジナのバター焼き

皮ごと半身で作ってみる。

ガーリックソルトをまぶし、フライパンにはバターを溶かしておく。

 

これを両面しっかり焼き上げて皿にあげる。

付け合わせは新ジャガとオクラのグラッセ。

磯魚らしい野趣あふれる旨味があり、肉汁もカリカリの表層の下から顔を出す。

 

磯魚はこんな食べ方が1番美味いという発見である。

なかなか東京に住んでいると、魚のバター焼きを街なかで目にすることは少ないのだが、高くない磯魚を日常のおかずとして食べるには豪華でありながら安く済むので素晴らしい使い方かも。

 

 

メジナの評価

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・☆☆☆

珍しさ  ・・・・☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格

・通年を通して大きな変動はない。

 

コスパ

・一般的な食用魚では歩留まりは良い

 

珍しさ

・見ない日はない、というのは大げさになってしまうが、季節によって量の変動はあれど通年見られる。生息域も広いので中央卸売市場には集まりやすいのだろう。生息しない地域の地方などでは入手困難と思われる。

 

・夏場手前の日本海のメジナという、情報では穴空きだったものを今回初めて食べたが、これが思いの外当たりであった。冬場の、謂わば寒グレとは違う質だけど、

 

今回はメジナを季節調査として購入してきた。

調査、というならば産地を絞るか、もっと各産地のものを数多く食べるべき。なのだろうが、半分記録用、備忘録という機能もある。

そもそもの分母がまだ足りない状態なので、コツコツ積み重ねていく予定だ。

今回の個体は良かったが、これが翌年に同産地のものを比較すると、大したことがない。だと一口には言えない情報となる。

さすがに都度書いていく訳にもいかないので、余裕がある際にコツコツと積んでいこうと思う。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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