遂に登場!イカの王様アオリイカ!

こんにちは!夢海です🐟️

今回はイカの王様の美味いヤツ、極上のアオリイカを入手しましたのでおいしく食べていきます!

 

 

アオリイカの特徴

今回はアオリイカ、それも朝獲れの極上の鮮度のものです。

 

下のゴマサバも朝獲れたばかりの新鮮そのもの。

 

よく行く直売所で「オススメだよ」なんて言われてしまえば思わず財布の口が開いてしまうものです。

 

吸盤も指にくっつく鮮度感。

直売所ならではの特徴であり、強みだと思います。

 

 

エンペラの部分も透明。

イカは手袋をしていても手がかゆくなってしまうので、普段扱いたくはない魚介ですが、ここまで物がいいと気にならないものです。

 

大きなプラスチックのような骨はイカならでは。

綺麗なので乾燥させて保存しようと思います。

 

こちらはカラストンビ。これがイカの口であり、顎板(がくばん)と呼ばれる歯の役割をするものでもあります。※以下歯と記載

カラスとトンビの嘴ような見た目をしている事からそう呼ばれています。

この口周りの身は珍味の扱いで、捨ててしまうのは勿体ないので歯を取り除いて使います。

 

そしてメインの胴の身の方は…

 

とても綺麗で既にかぶりつきたいところ。

しかしアニサキスの可能性も考え、しっかり包丁を入れていきます。

 

ゲソとカラストンビは素直に焼きに。

これに素直に七味マヨを付けて食べたら最高ですよね!

 

ところでアオリイカの“アオリ“とはどういう意味かご存知でしょうか?

ネタにされたり、スタンプでも「煽り」の文字が見られたりと、恐らく多くの方は「煽り」という意味があると思われているのではないでしょうか。

 

正解は“障泥“と書いて「あおり」。馬の泥除けの馬具のこと。

お腹のところにかけ、騎乗の際に足で舞い上がる泥で汚れて仕舞わないようにする馬具ですが、他のイカに比べ大きなエンペラがこれに見えた事が由来です。

 

 

アオリイカの料理

アオリイカのお刺身

まずはお刺身から。

 

こんな贅沢なかなか出来ません!!

胴とエンペラで切り方を変え、違った食感を楽しみます。

イカは面白いほどに部位、切り方で食感が変わるので、新鮮なイカを1匹丸ごと買って堪能するのも醍醐味です。

 

他のイカに比べると、コリコリという食感は控えめでやや柔らかい、捉え方によっては水っぽいとも思われるかも知れません。

イカの王様とも呼ばれますが、個人的に刺身はヤリイカの方が好きだったりします。

 

アオリイカのゲソ焼き

居酒屋にあるおつまみとは一味違います。

何たってこれは1杯¥3000の高級イカ。

それも新鮮な半透明のものを焼いたので柔らかさが段違い。

 

ゲソの太さもあり、もっちりとした弾力がありつつも、しっかり噛み切れてしまう。

そしてイカの旨味…🤤

 

食べたこの瞬間に、手が痒くなりながらも調理してよかったと全てが吹っ飛びます。

 

アオリイカフライ

なんて贅沢な事を…!!

なんて怒られてしまいそうですが、身に厚みがあるアオリイカだからこそのこのイカリングフライは試して欲しいです。

 

プリプリの厚みのある身の歯ごたえは「おほ。」と声が漏れてしまう美味さ。

1日がんばった日のご褒美なんかにこれを出されると嬉しくてたまりません。

きときとなアオリイカ、また買おう。

 

アオリイカの煮付け

こちらは天ぷら用に仕込んだ余った切り身を集めて作りました。

 

加熱をすると身が硬くなってしまうイカもいますが、このアオリイカはどうやら寛大な心の王様。

何をしても柔らかい身は変えずに調理法にあってくれます。

エンペラなどの部位によってはプリンっとした食感などに変わり、色々な部位を細かく切って煮付けるとバラエティ豊富で楽しいです。

 

アオリイカの天ぷら

さあ!お待ちかねの天ぷら、イカ天です!

普通アオリイカの天ぷらなんていいお店に行かないと出回りませんからね。

とびきりの贅沢です🤤

 

繊維の向きや切り方で変わる食感。

統一感がない歯ごたえだからこそ食べていて飽きが来ません。

濃いイカの旨味も口いっぱいに広がります。

 

これはビールを何缶も開けてしまいます…😋(呑めないけど)

 

 

アオリイカの評価

 

価格   ・☆☆☆☆

コスパ  ☆☆☆☆☆

珍しさ  ・・・☆☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格

・王様価格。イカの中でも最も高い種類の一つ。

 

コスパ

・イカの捨てる部位は限られていて、全てが生食という風にはいきませんが、加熱すれば“ほぼ“食べられます。

 

珍しさ

・イカの王様とも呼ばれるほど知られていて、流通量も変に珍しい種類に比べるとよく見かけます。

 

・個人的には生食よりも加熱して食べたときの美味さがイカの中でトップクラスと位置付けしています。

 

今回はイカの王様とも呼ばれるアオリイカ、ご紹介しました!

 

イカは歩留まりがよく、捨てるところなんて殆ど限られています。

ととけんと呼ばれる魚の検定でも歩留まりの問題が出てきて、そこにはアオリイカの選択肢もありましたが、あくまでそれは“刺身用の歩留まり“の問題であり、見事に引っかかってしまいました(笑)

まだまだ魚以外の海産物は勉強不足だったりするので、新しい事をどんどん覚えていきたいところです!

 

本記事は、サテライトライターさんの記事になります。

ライター紹介

サテライトライター:夢海
未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで400種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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