秋の魚を冬に思い返す【ハタハタ・アカカマス】
こんにちは、夢海です🐟
あまりにも暑い日が続いた2023年。
9月も半ばになったものの、まだまだ汗をかきながら出勤していた日々です。
さすがに秋のものが食べたい。そろそろ何かないかと探し回っており、ふと目についたのがハタハタ、そしてアカカマスでした。
ハタハタは鳥取県産。
まだまだシーズン前で小振りだが、小さくても味がいい魚である上に鮮度がやけによく感じられたため衝動的に購入。
アカカマスは小田原のもの。
秋が深まると現れる300グラムアップのものには程遠い170グラムだが、鱗のスレが少なく張りがあり、鮮度も非常によい。
個人的には例年、この時期になると食べる2種であり、大型魚を買う気力がない頃でもあったため手頃でよいと買い揃えました。
目次
秋の魚三昧
アカカマスと自家製いくら
まずは秋らしく持ったアカカマスの刺身から。
鮮度のよいカマスは炙るに限る。とまでは言い切れないものの、カマスの炙りは本当におすすめしたい魚の食べ方である。
絶妙な旨味で味が濃いものの臭みがなく、炙る事で香ばしさだけでなくコクが深まります。
単に刺身にしても甘みの強い脂が楽しめますが、炙ることで食べやすさも増し飽きが来なくなります。
こちらは生のすじこから仕込んだ自家製のいくら醤油漬け。
今年は生すじこがやたらに安く、良いものが手頃な値段で買えました。
冷凍保存も効くために今年は3度も仕込んでは、小分けして冷凍しちびちび消費しています。
出始めて少しした頃に買ったすじこのため、粒は大きくなり始めており弾け具合もちょうど食べごろのもの。
添加物の入っている余計なダシは使わず、切った昆布と醤油に漬け込んだため、プチッと弾けた途端に鮭魚卵のまったりした中で瞬間的に感じられる爽やかな香りがあり、自然的な味付けに出来たと思います。
余った分は真空して冷凍しておけば良いし、醤油漬けのものを購入するよりもうんと安く作れるので、気力のある方はぜひお試し下さい。
アカカマスの塩焼き
これは定番。やっぱり焼いて食いたいよね、という事で一尾を焼き上げました。
今回は特に焼色がきれいに付き、見た目がとにかく美味そうに仕上がりました。
美味いのは当然見た目だけでなく、味もなかなかにいけるもの。
まだ脂がのり始めた頃かなという、ややボソッとした感じですが、これがまたうまし。
すだち果汁と醤油をちょこんと垂らし、パリふわな食感を堪能しました。
ハタハタの唐揚げ
エラワタを取り除き、味付けをしたタレに漬けて片栗粉をまぶします。
これをカラッと二度揚げすれば完成。
小ぶりだからこそ、頭から尻尾まで残すことなく丸っと食べられます。
味付けも好みに変えられるという手軽さで、手間もそれほど掛からずに美味いと、三拍子揃った作るべしな一品。
サクサクな醤油味の衣の下から香るハタハタの旨味が詰まった香りが漂う。
サクサクの衣に包まれたほろりほろり崩れる柔らかいハタハタの身がクセになり、レモンサワーで喉を洗いながらあっという間にペロリと平らげてしまいました。
ハタハタ・アカカマスの評価
ハタハタ
価格 ・・☆☆☆
コスパ ・・☆☆☆
珍しさ ・・・☆☆
味わい ・☆☆☆☆
アカカマス
価格 ・・☆☆☆
コスパ ・☆☆☆☆
珍しさ ・・・・☆
味わい ・☆☆☆☆
2023年秋に食べた魚を書き綴ってみました。(書くのが遅い!)
しかしこうやって思い返しながら書いていると、やはり季節や旬は偉大だなと感じます。
カマスは見つかるにしても、この時期(2月頭)に同じ小さいハタハタを探すには苦労するでしょう。
季節季節を大切に、その瞬間瞬間に当たり前に見られる魚を大切に味わおうと思います。
副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記
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