岡山限定のお魚『ヒラ』は捌くのが大変だけど美味しい!

2020年3月16日

日本の各地域には、その土地でしか食べない魚がたくさんあります。

現在、僕が住んでいる岡山県でも、瀬戸内特有の魚がたくさんいます。例えば、セトダイ・ママカリ・シタビラメなどなど…。

今回は、そんな岡山特有の魚の中でも、ひときわ面白くて、かつ美味しいお魚『ヒラ』を紹介します。

 

 

ヒラについて

大きいと体調70cmにもなるニシン科の魚です。刺し網や定置網で漁獲されます。

主に岡山県でのみ食文化があります。そのため、徳島県・長崎県などでは、そのまま「オカヤマ」と呼ばれることもあります。

古くは天皇に献上される程に食味が良いとされていますが、ニシン科の特徴である骨の多さから、岡山以外の多くの地域で嫌われる傾向にあります。

 

 

ヒラの入手方法

ヒラは、岡山の直売所などに行けば比較的簡単に手に入ります。漁港近くのスーパーでも並んでいることがあります。

鮮魚の値段は、大型の物でも1000円程度と安いです。

 

鮮魚は、ウロコが多くついている鮮度の良いものを選びましょう。

 

道の駅ベイファームでは、すぐに食べれる状態に処理されたパックも安い値段で売られています。

 

もちろん、道の駅ベイファーム名物の詰め放題に入っていることも多いです。(上の写真の真ん中)

 

 

ヒラの捌き方

ヒラは、ニシン科であるため、少しだけ捌くのが面倒です。魚を捌き慣れていない人は、すでに捌いてあるものを買うか、魚屋さんに捌いてもらうことをオススメします。

 

まずは、普通の魚同様に、ウロコとぬめりを落として綺麗にします。次に、お腹とエラをとります。

 

お腹を開けると、脂の塊がでてきました。これは、かなり期待できそうですね!

 

次に、三枚におろします。とにかく脂がすごいです。

 

ここからが、大変です。

煮付けや塩焼きにする場合は、皮を引かずに骨切りをします。大体、5mm程の間隔です。切りすぎると、身が分割されてしまうので気をつけてください。

 

お刺身・酢漬けで食べる時は、中骨をとって皮をひきます。銀皮がきれいですね。脂の層がすごいです。

 

処理した柵を細切りにします。こちらも、5mm程です。骨切りとくらべると、力加減を考えないで良いので楽ですね。

 

これで、下処理は完成です!捌きながら、そのポテンシャルを感じられる魚ですね^^

 

 

ヒラの食べ方

では、早速ヒラを食べていきましょう。今回は、非常に鮮度のよいヒラなので、定番のお刺身・酢漬けにして食べてみました。

 

お刺身

先ほどの、お刺身用に切ったヒラです。

 

これに、ちょっとお醤油をつけてたべます。

では、いただきます!

 

モグモグ(・〜・)

 

おぉ、これは美味しい!口のなかでとろける脂が最高です。味も旨味がつよく、程よい甘さを感じます。食感も、しっとりとした感じでとてもよいです。

これは確かに、手間をかけてでも食べる価値のある魚ですね。

 

酢漬け

次に、酢漬けで食べてみます。

 

酢5:醤油2:みりん2で配合した液に、先ほどの刺身用に切ったヒラを入れます。

このまま、30分〜2時間ほど冷蔵庫で寝かせて完成です。つける時間や液の配合はお好みでアレンジしてください。

 

ということで、いただきます!

 

モグモグ(・〜・)

 

おぉ、これもまた美味しいです!脂と酢の酸味が程よくマッチします。お刺身よりもしっかりとした食感も良いですね。噛むたびに滲み出る旨味がなんとも最高です^^

 

ということで、今回もあっというまに食べてしまいました。ごちそうさまでした。

 

 

まとめ

今回は、岡山特有のお魚であるヒラをお刺身と酢じめでたべてみました。下処理のめんどくささはありましたが、食べてみると非常に美味しく、手間をかける価値のある魚だと感じました。

全国的にみれば珍しい魚ですが、岡山では比較的簡単に手に入るお魚です。ぜひ、岡山に来た際は食べてみてください。自身のある方は、自分で捌いてみるのも面白いかもしれません。

以上

広告