たまたま出会えた珍ウツボ、ミゾレウツボ

こんにちは、夢海です🐟️

2月下旬、いつも通り魚を探して市場を歩き回っていた。

 

この時期だと定番なものばかりで、変わり種と出会える事は少ない時期になる。

春のものは見られるようになったが、魚種、量共に多くなく、冬枯れからはまだ回復していないようだ。

そんな中で面白い色箱が並んでいた。

 

レンコダイ、ヒメ、ヒメコダイと、底曳網などで獲れるようなものが混ざった箱が並んでいる。

その箱の隅で、怪しい〜柄をした丸くなっている魚がいる。

久しぶりにニョロニョロを買ってきた。

 

 

ミゾレウツボの特徴

今回の魚はミゾレウツボ。

 

最初はなんだったっけな。なんて考えていたが、持ち帰り図鑑などで総当たりすると、本種である事がわかった。

たぶん、どこかの水族館で見た覚えはあるので、完全に初めましてではないが、生時の画像と比べると少し印象は異なる。

そして底曳網だろうと思っていたのだが、どうやら釣り物らしい。

 

顔をキュッと絞っていた正体は釣り糸で、しっかり咽頭の辺りに針が掛かっている。

 

ヒメやヒメコダイ、キダイなどと一緒に色箱で来ていた。

 

これらの魚種を考えると、やはり深場にいるウツボなのだと感じられる。

そして肝心な産地を聞き忘れる。

色箱の魚種や、深海の小物を釣る産地で考えると紀伊半島西側から、高知室戸沖のあたりなのではないかと考える。

 

丸い頭部で見た目は温厚そうな見た目なのだが、歯は非常に鋭い。

トラウツボ程ではないが、幅の広く硬い歯が並んでいる。

 

くれぐれも扱う際には要注意。(今回、著者は観察の際にやらかしました。)

久しぶりのウツボ、どう食べようか悩んだ時に、ふと舞い降りてきたのが天ぷら。

ウツボでは室戸で一度食べたきりで、自分では作った事がなかったため、ハモのように骨切りして揚げるのは面白いのではないか。ということで試してみた。

※画像は動画より

 

ミゾレウツボの料理

ミゾレウツボの天ぷら

開いたミゾレウツボは背骨を取り除き、骨切りをして揚げてみた。

春菊とシーズン初の兵庫産ホタルイカでかき揚げも作った。

 

こちらに豪快にかぶり付いてみる。

 

味は非常によく、衣が割れると途端にほわほわした旨味が飛び出てくる。

 

途中までは、うまいうまいと食べていたところ、ジャキジャキしたものが気になり始める。

小骨が思いのほか残っている。というより、細かくなっても当たってくる。

だいぶ骨切りしたのだけど、まだまだ甘かったようだ。

 

そして骨の太さもあるので、刃は駄目になるし細かくしても口当たりは気になってしまいそうだ。

味は非常に良いので、なんとか克服したいところである。

 

ちなみに頭部側は剥製にするため、そのまま冷凍庫へ。

ほかの食べ方はまた次回手に入った時に。

 

 

ミゾレウツボの評価 

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・・☆☆

珍しさ  ・・☆☆☆

味わい  ・・☆☆☆

 

価格

・普通、流通しないもの。

 

コスパ

・歩留りは悪くない。頭部は小さく、可食部は多く取れる。

 

珍しさ

・珍しい。流通の場では特に見ることのないような種。自分で釣ったり、漁師さんに頼むなどが必須。

 

・味そのものは非常に良いのだが、如何せん小骨が多い、多すぎるのだ。強引に骨切りして調理したのだから、乱暴な仕事ではあるが、それでも骨の数は多いように思える。

 

今回は初食べのミゾレウツボを調理してみました。

通常のウツボと比べて…と言いたいところ、ウツボもここ4年ほどは食べていないので、細かな比較が出来ないのである。

質感や卸しやすさなどはウツボと変わらず、開きにした天ぷらは今回初めてなので、また味わい方も変わっているのかもしれない。

とはいえ、この思わぬ珍ウツボに今回出会えたことは大変嬉しかった。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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