カナガシラで日常的な惣菜を作る

こんにちは、夢海です🐟️

 

今回はカナガシラ。

前回紹介したアオタナゴの入合できていたものであり、カナガシラだけを残しても申し訳ないという気持ちで買ってきたものである。

 

個人的に好きな魚で、例年、大体年明けから春にかけ、底曳などで揚がったものを見つけると買ってしまっているような魚である。

 

嬉しいのはその安さ。

何でもかんでも物価高の影響でみるみる価格上昇している中で、まだ、比較的に、安定して安いのだ。

 

地域によっては節分に食べたり、お食い初めに用いられたりと縁起物として使われるのだが、関東、特に都市部などでの知名度はほぼ無く、調理法が分からなければ売り手からすると歩留りも良くないので"扱いにくいもの"として隅に追いやられてしまう。

こういう魚の食べ方を知っているだけで、この物価高の世界を生き抜く知恵になるのだろう、なんて事はふと思うものだ。

 

さて、今回のカナガシラは岩手県産。

全部で4本入っており、1番大きいものは30.3cm265gと30cmを超える。

魚体を見てみると、我がデータベースの平均値を見ても標準よりやや痩せてはいるものの、カナガシラではあまり見ない大きさである。

この大きさは調理したことがなかったかな?たぶん。 

 

調理法だが、特に予定もなかったので食べ方を少し考える。

そしてカナガシラはよく買っているので、大体の料理はしてきたつもりだ。

と、過去の投稿を見ていると、意外に数種しか紹介していないので、被らないもので調理していこうと思う。

 

 

カナガシラの料理

カナガシラのネギ味噌焼き

カナガシラは腹開きにし、塩をしておく。

 

30分ほど置き、水分を拭いたらカナガシラだけで軽く火を通す。

火が入ったら刻んだ長ネギと味噌を和えたものを表面に塗り、再度コンロで仕上がるまで焼く。

 

頭の硬い魚だと先ず思いつきそうな料理だが、作っていなかった。

思うような見栄えとはならなかった仕上がりだが、味はどうだろうか。

 

一応手元には白米を準備している。

一口食べると味噌と焼けたネギの風味が出迎えてくれ、続いて白身の豊かな旨味がやってくる。

 

味噌の塩気とカナガシラの豊かな旨味の塩梅が非常にいい。

時々やってくるネギがまたいいアクセントとなる。

これと同時に白米もまた止まらなくなってしまう。

 

1尾あれば米2杯、食べられてしまう。

 

カナガシラの煮付け

定番だけど、最近作れていなかった。

 

一番大きい個体を半分に割り、これを作る。

残念ながら肝も卵もないので、身だけを楽しむ。

 

ホウボウ含め、カナガシラ類の煮付けってなんだかパッとしないのは私だけだろうか?

煮込み料理にすると身が硬く縮こまる印象があるのだ。

 

炊き方の問題もあるのかも知れないが、今回の煮付けも例に漏れずやはり身はやや硬い。

しかし、その印象ばかりが強かったせいか、この旨さには気づけていなかったのだ。

実に風味豊かで美味しいのだ。

 

ホロッと骨から外れ、皮から、身からと異なる旨さがぶつかり合う。

骨っぽいのだけれど、惣菜用の魚なんだからこれ位がちょうど良い。

この1尾でご飯2杯、美味しい晩御飯となった。

 

カナガシラフライ

年始の正月明けが過ぎ1週間ほど。何もしていない疲れで気持ちがだら〜んとしているので、威勢よくフライにしてみた。

 

硬い鱗を取り、背鰭付け根の骨を避けながら開いて、小骨を丁寧に取り除いたのだから、美味しくない訳がない。

山盛りになっているのを見ると、こりゃ天ぷらだ、フライだ、なんて喜んで買うけど、家に着くとヒィヒィ言うことになる。

今回は2尾だけなので、正月の鈍った体を起こすにはちょうど良いリハビリとなる。

 

さて、フライの方はというと、もちろん美味い。

魚種によってソース、タルタルを分けて使うのが自我流だが、カナガシラはそのどちらで食べてもよく合う。

 

揚がると身はふっくらとし、旨味が口いっぱいに広がる。

シンプルだけど平凡過ぎない、そんな美味しさなのだ。

私がカナガシラを買うと、決まって開きにして天ぷら、フライにするほどなので、余程気に入っている。

 

 

カナガシラの評価

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・・☆☆

珍しさ  ・・・・☆

味わい  ・・☆☆☆

 

価格

・カナガシラは基本的に安いもの。産地などではカゴに盛られて売っている。

 

コスパ

・歩留りは良くなく、頭は硬いので使い方も悩まされる。その分安いといった魚。そのため姿で使う方が効率的である。

 

珍しさ

・一般的。主な漁法である底曳網漁の盛んな季節に多く見かける。

 

・惣菜用の魚としてパーフェクトとも言えるほど、個人的に好き好んで使っている。日常的にも使えるし、ハレの日にも使えるオールマイティなもの。

 

本種は私の中では三陸で馴染みのものである。 

西の方、山陰から長崎などにかけても揚がり、特に長崎のものなど複数種混ざっているという面白さがある。 

市場などでは毎日見かけるようなものではなく、隅にコソッと来ているようなものなので、出会えるとつい嬉しくなってしまう。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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