干物コーナーから思わぬ収穫 コウライマナガツオ

こんにちは、夢海です🐟️

 

10月、長かった雨も収まり、秋晴れがなんとか続くようになってきた。

しかし台風が連続でやって来るので、なかなか目ぼしい魚が少ないといった状況はまだまだ続いている。

久しぶりに遠出ができた日の帰り、これまた久々の鮮魚店に立ち寄った。

 

市場で毎日見ているので、生鮮品は代わり映えというか見慣れたものばかりであったので、無理しなくてもいいか。といった様子である。

そこで晩のおかずになるようなつまみを探そうと向かった乾物売り場に気になるのが並んでいる。

 

 

コウライマナガツオの特徴

1尾、2尾でパック詰めされた島根県産のマナガツオ丸干しに目が留まる。

 

マナガツオ自体は珍しくもなく、また生鮮でも見られる小型のものなので、普段なら気にしなかっただろう。

今回はそこではく、鰭の長さが異なるという点が気になったのだ。

通常、マナガツオは若い個体でも成魚と同じく鰭が鎌状に長く伸びる。

 

↑マナガツオ

明らかにマナガツオだな、というのがあれば、隣を見ると鰭が短いものもある。

 

↑今回購入したもの。

見るべきポイントはちょうどラベルの下に隠れており、マナガツオといっても小さいものなので高くもない。ということでアヤシイ1入りのを買ってくる。

さて、画像は先に出してしまったかが、持ち帰ってラベルを剥がすと、やはり初めて出会う魚種であることが分かった。

コウライマナガツオである。

 

魚の複雑なところは、属、ないしは科が同じで、体色が似通って地味な見た目の種類というのは慣れていないと見分けが難しい。

そういったものも見分けるポイントは細かくあるのだが、ややこしい事にこれが種類によって見るべきポイントは全然変わってくる。

このコウライマナガツオの見分け方として、頭部にあるシワを見るべきなのだ。

 

まず通常のマナガツオは赤枠で囲ったところから頭部にかけてシワが模様のように浮き上がっている。

胸鰭の基底からさらに後方にかけて、側線に沿ってやや伸びる。

 

一方でコウライマナガツオは側線に沿って伸びず、シワは胸鰭の基底よりも前で止まっている。

そのため頭が見たかったのだが、うまいことラベルに隠れており、売り場では判別ができなかった。

鰭の長さを頼りに買ってきたのだが、同じ大きさな、ばこの同定方法は案外頼りになるのかもしれない。

 

 

コウライマナガツオの味

干物なので素直に焼く。

ちなみにマナガツオは昨年11月に、今回のものよりひと回り大きい個体を食べている。

 

丸干しなので腹は破れてしまったが、いい焼き上がりに仕上がった。

 

小型のマナガツオはなんとも言えないうまさがある。

単に白身かというとそうでないし、どこかマアジのような青魚らしさもほんのり感じられる。

身は柔らかく、身離れも良い。

 

ふわっと広がる食感もあれば、頭部に続く筋肉のふしは、程よい食感が残る。

マナガツオ特有の香りもまた感じ取れて、2種の間で味に大差があるとは思えず。

小型ということもあるのかも知れないが、「まあ、やっぱりね。」と言いながら美味しく頂いて終わった。

 

 

まとめ

今回は乾物売り場で初めて食べる魚と出会えた。

このコウライマナガツオで750種となる。

 

市場を歩いていても、なかなか食べていない種とは出会えなくなってきた状況だが、まだ出会えぬ魚は案外加工品の中に隠れているのかも知れない。

それと同時に、一般的な食用魚にも違った種が紛れているという可能性の面白さを、多くの方に知ってほしいとも思う。

買わなくとも、スーパーの鮮魚売り場にコマメに行き、普通種の顔を覚えたらじんわりと違和感が滲み出てくる筈だ。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで750種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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