混じり子と、ビカビカのカイワリ

こんにちは、夢海です🐟️

今回の魚はカイワリ。

混じり子として、高知室戸産のマアジに入っていたものを1尾見つけたので、書かずに晩のおかずになるな。なんて考えていたところ、三重からも2個体やってきた。

三重のものは漁師さんから直接送っていただいたもので、ごちゃ混ぜで色々送って頂いたのだ。

 

3尾あるならば何品か作れるな。というとこで本記事を書いている。

水氷仕立てでやってきたマアジに紛れていた高知のものはやや色がくすみ、下氷の三重のものは光っている。

 

若干の水揚げから輸送の時間に差異はあるだろうが、カイワリは比較的色が褪せやすいので、この違いがよく分かる。

久しぶりのカイワリだけれども、選んで買った訳ではなくたまたま引き合わせられた感じなので、どう調理しようかなんて考えていなかった。

高知のものは鮮度からも塩焼きとし、三重のもので酢締めを作る。

 

 

カイワリの料理

カイワリの棒寿司

カイワリは3枚に卸して骨を取る。

塩をして30分、酢に1時間漬け込んだ。

 

酢締めにしたもの寝かせて味を馴染ませ、翌朝に皮を取った身をシャリと合わせてラップで棒状に丸める。

押して直ぐではまだ味と、ネタとシャリが馴染まないので、これをまた常温で置いておく。

米が硬くなるので、冬ならば常温が望ましい。

 

これが罪なほど、矢鱈美味いのである。

酢で締める魚にしては控えめな個性ではあるが、この体高を支える筋肉と後から滲むような旨味というものが、堪らん!

 

酢の入りも程よく、カイワリ本来の風味が損なわれないところで止まっている。

脂っこいものでもなくあっさりしているので、ついつい手が伸びてしまう。

今や知る人ぞ知る美味い魚となっているのだが、味で評価されるものは刺身などが多い。

 

今回のもののように小型であれば酢締めという変化球も面白いなと感じる。

 

そしてこの時、脳裏には電車旅の風景が浮かんでくる。

久しぶりに小田原のあたりに行ってみても良いかな、と。

 

カイワリの塩焼き

高知の混じり子は塩焼きにする。

こんなの、マアジよりも高いだろうに、と思いながらも、有り難い思いでいただく。

 

アジ科というだけで、勝利のファンファーレが聞こえてくるのに、カイワリはその中でも上位に入る存在。

下手なメッキ類では身が硬かったり、旨味がやや欠けたり、個性があり面白いのだが、カイワリは黄金比の上に立っているのだ。

身離れが良く、そして脂がクドくないので、モリモリご飯が入ってくる。

 

身離れ良好。味もうまし。小さいのに、茶碗2杯食べてしまった。

 

 

カイワリの評価

価格   ・・☆☆☆

コスパ  ・・☆☆☆

珍しさ  ・・☆☆☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格

・大型のものはそこそこの値がつく。小型のものはマアジよりひと回り高い程度。

 

コスパ

・体高があり、歩留りは悪くない。

 

珍しさ

・探せば見つかるものの、水揚げが全くないような時期もあり、苦労する場面もある。

 

・非常に美味。青魚の風味を弱めて上品な白身の味や食感をつけ足したといった感じである。万能で、焼いてもフライでも美味。

 

今回は混じり子のカイワリで塩焼きと、試したことのなかった酢締めを作ってみた。

そのままでも美味しい優等生なので、わざわざ酢で締めるなんて事をする人は多くはないだろうが、なかなかイケる食べ方である。

なかなかこの大きさのカイワリは狙うと手にはいらないのが残念なところ。

しばし待って、また食べられる機会を静かに待つとしよう。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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