昼食のおかずにヒイカはイカが？

2025年1月13日

 

こんにちは、夢海です🐟️

 

珍しいことに家の冷蔵庫に昼のおかずとなる魚が空っぽだった10月のとある日。

自炊(とは言うが、趣味でやってるようなもの)をするので、食材がないと外食で肉を食うか、麺を食べるかといった選択肢になります。

 

昼飯の食材を探していると、宮城から来ていたひと際鮮度のいいヒイカがやって来ていたので、おかず用にと300グラムもらって来ました。

 

 

ヒイカの特徴

今回の主役はヒイカ。

標準和名ジンドウイカという種類になります。

 

外套膜2〜3cmと小さな可愛らしいイカです。

目の上が青く、鮮度が非常に良いことが伺えます。

 

体が小さいのでこれを300グラムも買うとかなりの量に見えます。

とりあえず水洗いした丸のものと、半分を胴体、ゲソに切り分けました。

丸のものは酒、醤油に漬け込んで味を馴染ませます。

鮮度がいいので刺身も悪くないとは思いましたが、とりあえず昼飯のおかずとして、が大前提なので今回は手頃に作れる料理で済ませてしまいます。

 

 

ヒイカの料理

ヒイカとしし唐の煮つけ

漬け込んだ丸のままのヒイカと、シシトウガラシを一緒に煮付けました。

 

ヒイカは目玉を取り除いてあるので、背の骨のみ食べながら引っこ抜くという作業がありますが、この大きさのものはそれほど気になりません。

 

内臓のえぐみも少ないので万人に受けるおかずとなります。

獅子唐の青い香りと甘辛いイカのコンビはあまりに美味しすぎて危険なほど。

漬け込んでおいて、目取り作業も食べながらでいいのであれば調理時間はたったの10分で終わります。

 

簡単でおかずにもつまみにもなる事が知られてしまえば、買い求めてしまう人も増えてしまうだろうからこれ以上褒めるのはよしておきます。

市場などふらっと散歩しておかずの材料を探し、持ち帰りながら何作ろ♪と考える休日もまた良いので、是非市場などへ足を運んで欲しいです。

 

ひいかの醤油チャーハン

ヒイカは胴体とゲソに切り分けたものを使用。

 

塩コショウで炒めて、仕上げに醤油をかけます。

こちらにも大量に購入した獅子唐を刻んで入れます。

 

具はひいかと獅子唐のみ。

こんなに簡単でシンプルなので分かりやすいほどおいしい。

 

ヒイカはこの皿の上では海の怪物、クラーケンなのだ。

小さいのに在りすぎる存在感。

チャーハンに海鮮がチョロっと入るだけでこれだけ豪華になるのだから安いひいかがあれば買うべし。と鮮魚コーナーで立ち尽くす人を見たら声をかけて回りたいほど。

 

おまけに歯に引っかかる筋がなく素直に噛み切れてくれるというウマウマな食材です。

火の入り方が違うだけでプリンッとした弾け方をし、柔らかい煮つけと一緒に食べると対比が愉しめます。

 

 

ヒイカの評価

 

価格　　　・・・☆☆

コスパ　　・☆☆☆☆

珍しさ　　・・・☆☆

味わい　　・☆☆☆☆

 

価格

・安価な存在。小さく計り売りされることが殆ど。

 

コスパ

・目玉と骨を取ればほぼ丸ごと使える。手間は掛かるものの可食部が多くありがたい。

 

珍しさ

・関東では一般的。常にあるものではないが三陸などからスポット的に入ってくる。劣化しにくく、冷凍保存が効くので大量に買い込んで小分けして保存するのも賢い買い物となるでしょう。

 

味

・柔らかい質感とほんのり香るイカの旨味がある。使用用途も多いので色々な調理に向く。

 

今回はあまりに美味しいひいかをおかず用に買い求め昼食を作りました。

簡単な調理で作れる2品だけではありましたが、腹だけでなく心も満たしてくれる優秀な食材です。

 

現在は好物に大出世しているものの、私は幼少期イカが苦手でした。

タコは大好物なのにデパ地下の催事場に並ぶいかめし屋の匂いに泣きそうな思いをするほどイカの香りが好きになれない。なんて時期を過ごしていた経験からも、ひいかはイカ苦手の方でも美味しくいただけるだろう。と思えます。

ひいかだけでなく小型のイカでバラヤリイカ、バラスルメイカなどが獲れる豊かな産地が近い関東では度々小売店でも目にします。

コスパもいい海産物なので、水産品を食べ楽しむ方でなくとも日常の食料としても使えるので見かけた際には買い！です。