【第1回 魚1000円でどれだけ食べられる?】 高級魚でお腹いっぱい!

こんにちは!夢海です🐟️

今回は今までの記事と異なり、今回は初めての企画をしてみます!

 

題して1000円買った魚介で何品作れるか!

 

魚含め様々なものが高い世の中。

魚を有効活用すればお腹いっぱいに、満足する品数が作れます。

 

そんな皆さんのお財布を助ける+今まで捨ててしまっていた部位まで美味しく魚を食べて頂きたい。

魚屋さんで鮮魚を眺めている時にふとそんな想いが巡りました。

思い立ったら即行動!がモットーのわたくし夢海。

 

目の前に魚がいるのでよっしゃ任せろ!ということで買ってきました。

 

 

1000円で買ったもの

今回は角上魚類さんで鮮魚を調達。

品揃えがよく鮮度感も高い、それでいて安い!というまさに三拍子揃った鮮魚店で日頃お世話になっています。

 

今回チョイスしたのは,,,

 

和歌山県産タチウオ ¥450

長崎県産イトヨリダイ ¥500

 

どちらも高級魚ではあるがなんと合わせても1000円を切るという破格っぷり。

 

鮮度も間違いない。

体もふっくらしていてものも良し!

 

小さいタチウオは擦れてボロボロな見た目になることが多いが、今回の個体はそれほど目立ちません。

例え表面がボロボロでも美味しさは変わらないんだけどね。

 

イトヨリもとてもきれいです。

肩のところの赤い模様がかわいらしい!

 

それではさくっと捌いていきましょう。

 

タチウオヘーッド

このまま部屋に飾りたいかっこよさ!

 

三枚にシャーっと開きます。

久しぶりのタチウオなので所々不格好。

まあそれでもおいしく食べられるのでヨシ!

 

イトヨリダイは撮影を忘れてしまいましたが、普通に3枚に卸しました。

 

 

1000円で何品作れる?

1品目 太刀魚の天ぷら

初手は揚げ物から!

太刀魚の身を1尾の半分使いました。

やや細めのため天ぷらに向きます。

 

これにへべすという柑橘の果汁を絞り塩で頂きます。

タチウオの天ぷらは本当に美味しくてアナゴのような食感だけどアナゴとはまた一味違う、そんな少し面白い

 

2品目 炙り太刀魚、イトヨリの握り

塩を降ったタチウオの皮目を炙り、へべすの果汁を絞って仕上げました。

 

香ばしさが鼻をぬけ、縦に長い筋組織がたまに反発してきます。噛むと微かながら現れる脂。甘い。大きいとより脂が全面に出てきます。

それも美味しいんだけど、タチウオの素のままの味を楽しむのであればこの大きさがちょうど良いかも。

塩とへべすで旨味が際だつのもまたうまい!

 

あっという間に3貫、ペロリと平らげました。

寿司屋では高くてこんな食べ方出来ませんからね!

 

一方でイトヨリダイは旨味の詰まった皮を堪能するため湯引きで仕込みます。

 

皮は薄く柔らかいため、タイのようなコリッとした食感を楽しむものではありません。

身は脂とはちがった甘さがあり、もちっとした食感がなんともうまい!

以前紹介したソコイトヨリとやはり似た味わい。大きくなる分、イトヨリダイの方が味はいいのかも知れないけど、それでもソコイトヨリは安すぎると思います。

 

 

3~5品目 イトヨリダイの天ぷら/イトヨリダイのあら汁/タチウオの塩焼き

個別で写真を撮るのを忘れてしまった…💦

 

揚げ物、焼き物、汁と、魚尽くしでありながらバランスのとれたおかずをイメージして作ってみました。

購入した初日に用途を決めて仕込めば連日まな板を出すという手間がなくなります。

すると一気に3品作ってもそれほど手間に感じません。

 

イトヨリダイの天ぷらはこれまた美味しい白身。

東南アジアなどで漁獲される小さいイトヨリダイを天ぷらで提供しているお蕎麦やさんもあるほど、天ぷらネタとして重宝されます。

ふわっと仕上がりクセがないため塩や天つゆを素直に受け止めてくれる、そんなうまさ。

 

太刀魚の天ぷらは言わずと人気の定番メニュー。

小さいため、脂がすごい!というほど感じられませんでしたが、その分旨味をダイレクトに感じられます。

三枚に卸してしまってみりん干しなどにしても○

 

最後はイトヨリダイのあら汁。

 

頭を割ったもの、カマ、背骨で出汁を取りました。

動物性のイトヨリに植物性の昆布出汁でまとめ、ネギをトッピング。極限まで臭みを消し旨味を残しました。

 

根菜たっぷりのあら汁も美味いものですが、あらとネギだけで仕立てるシンプルなものもまた美味しいものです。

サラサラとした油で口当たりが非常に軽やか。白く透き通るという言葉が合うような、雑味のないまっすぐなダシが取れます。

ここに太刀魚のあらを入れれば少し油っぽさが出て、旨味が濃くなるでしょう。

しかし天ぷらなどの揚げ物とあわせるのであればこれでじゅうぶんです。

 

6品目 タチウオの骨煎餅

ラストはタチウオの骨煎餅!

塩胡椒をして片栗粉をまぶします。

これを180℃の油でカリッと二度揚げすれば一番太い中骨までバリバリと美味しい煎餅の出来上がり!

 

タチウオは骨の密度が低く柔らかいので骨煎餅にしても美味しくいただけます。

一方でイトヨリダイは骨が硬いため、揚げでもうまく骨が口に残ってしまう事も考えられるため、今回は汁にしました。

また上質な白身のイトヨリダイは出汁に、まだ小型で脂や旨味の薄いタチウオは唐揚げにと、特徴を掴み骨も用途を変えれば何通りかの食べ方が選択できます。

 

あら骨はまとめて冷凍保存しておいて、たまったら根菜類と合わせてあら汁にしてもGood👍️

魚をフル活用するのであれば、骨まで使うのは必須です。

 

 

まとめ

今回はタチウオとイトヨリダイという、一流のお店も使う高級魚をなんと1000円以内に収めて買ってきました!

体感で言うと今回のボリュームで3人前の一食分は満たせるのではないでしょうか。

一食約333円。少し高いようにも感じますが、美味しい魚を堪能するには安いのではないでしょうか。

この1000円でどれくらい食べられるかのシリーズ、如何にあらまで食べるかがコツとなりそうです。

 

個人的には月に1回くらいはやってみたいこの企画!!

乞うご期待!

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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