【低利用魚】ソコイトヨリを大人買い。食べないのは勿体ない絶品魚だった!

こんにちは!夢海です。

今回は様々な理由で活用される場面が少ないマイナーな魚を大量に購入したのでご紹介させて頂きます。

 

ソコイトヨリの特徴

今回の魚はソコイトヨリという魚。

 

光沢のある桜色でとても綺麗な見た目です。

しかしこれが纏まって獲れることが少なかったり、おいしいイトヨリダイの影に隠れてしまったりと地域で細々と消費されている魚です。

アマダイやイトヨリダイ釣りをされる方はゲストとして登場する事もあるのでご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回はそんなソコイトヨリをたっぷり10匹、和歌山県は有田町から送って頂きました。

 

どれも前日の昼水揚げされたばかりでとても鮮度がいいです。

どれも張りがありよく太っている個体ばかり。

 

どうしても人気のイトヨリダイという魚がいるので脇役(偽物)扱い。

どうしても纏まって漁獲されないというのと、知名度が低いものはなかなか魚屋さんにも並びません。

それでもこのソコイトヨリもとても美味しい魚なので今回は魅力を最大限にお伝え出来ればと思います!

 

まず見分け方。

イトヨリダイとはそっくりですが簡単な見分けるポイントがあります。

それはマーカーで書いたかのような蛍光色のお腹の模様。

 

本当にラインマーカーで書いたんじゃないかというほどに発色がすごいです(笑)

また、顔つきもやや異なります。

 

イトヨリダイは顔の上側が斜めになって口元へ伸びる新幹線のような形をしている一方、ソコイトヨリは丸い顔つきで目もくりくりしていて可愛らしいです。

 

尾鰭はイトヨリダイ同様に上葉が延伸しますが、イトヨリダイほど長くはありません。

 

全身に光沢があり大きな剥がれやすい鱗に覆われています。

 

体の側面には黄色いラインが2本通っています。

 

今回はたくさんいるので一部を標本用に残して様々な調理法で食べていたいと思います!

 

 

 

ソコイトヨリの料理

ソコイトヨリの握り

まずは握りから頂きます。

イトヨリ類の皮は柔らかい為湯引きにしなくとも食べられます。

そして何よりも見た目がとてもいいので、お刺身にするときは是非皮付きでどうぞ。

 

もっちり食感は鮮度抜群の証拠。

ほんのりとした甘味で、シャリと混ざり合いながら消えてゆく、脂がなくとも美味い白身魚らしい上品さ。

 

さっぱり食べられてネタとしてはかなり好みです。

イトヨリやソコイトヨリは鮮度が良いと刺身が本当に美味い。

アクアパッツァやムニエル、煮付けなど、加熱調理で人気の魚ですが、漁師さん直送だと鮮度抜群で刺身でもおいしく頂けちゃいます。

 

ソコイトヨリの煮付け

続いては煮付け!

数いるので、姿のまま贅沢に使います。

 

キメの細かいふわっとした身で実に美味い。汁も奥まで染み込み淡白な味に旨味を添加。上品なソコイトヨリの味わいと混じり合い、味に立体感があります。

今回、イトヨリ類の煮付けを初めて頂きました。

煮付けで美味しい根魚のプリッとした食感とはまた違う美味しさがあります。

 

ソコイトヨリフライ

個人的にオススメしたいのがこのフライ!

せっかく鮮度のいいソコイトヨリを入手したのにとても贅沢な使い方です。

 

しかし美味い!

煮付けで感じられた柔らかい食感とは違い、こちらは程よく締まりしっかりした身質。

アジフライのような、プリッとした身でそこからほぐれていきます。

イトヨリダイをフライにしてしまうのはコスパ的にかなり悪いので、小型のソコイトヨリを店頭でフライにして¥500なんかで提供されていたらいいな。なんてことを考えました。

 

ソコイトヨリのアクアパッツァ&リゾット

ソコイトヨリの他に海鮮と野菜を買い集めました。

 

今回はミニトマト、ズッキーニとナスをチョイス。

海鮮の方はボイルエビとベビーホタテを使います。

 

彩りよく野菜を並べて完成!

 

ソコイトヨリの身をほぐしながら頂きます。

 

キメの細かい身が海鮮のスープをたっぷり吸い込み、噛み締めるごとに旨味が溢れてきます。

単体だとパサつきやすい身質をしていますが、煮込み料理などにするとスープの味が染み込みとても食べやすいです。

 

余った汁はリゾットに。

今回は上にチーズを載せて軽く炙ってからバジルを散らします。

 

朝食に程よい味付けで海鮮の旨味を堪能出来つつも、すんなり食べれてしまいます。

アクアパッツァを作った翌日のお楽しみにリゾット、イチオシです。

 

ソコイトヨリの塩焼き

パサついてしまうと言っておきながら試したくなるのが私流。

鰓と内蔵を抜いて強めの塩で焼きます。

 

皮はパリッと、身の方は想像していたよりもジューシーで、旨味も微かながら感じられます。

単体だと旨味に欠ける魚なので、強めに塩をするか醤油などで食べるとより美味しく頂けます。

見た目もいいため小型のものを串打ちをしてきれいに焼き上げてみたいものです。

 

ソコイトヨリの干物

ラストは干物!

旨味が薄いので干してみるとどれほど凝縮されるか試してみます。

 

塩水に付けこんでから一晩、冷蔵庫内で干します。

表面がやや硬くなりしっとりドライなさわり心地になれば焼き頃。

焦げないよう見ながら仕上げます。

 

サイズ感といい、小田原で一枚¥400~¥500なんかで並んでいそうですね(笑)

 

味がこれまたよく、塩焼きにするくらいなら干してしまった方がより美味く感じられます。

骨が強いので一発で剥がしやすく、食べやすさも良し。

ふっくらしっとりした身は塩と旨味をしっかり引き止めており、口に入れた瞬間の旨味の広がりは最高です。

皮はややしっとりしていて食感が残るのもまた嬉しいポイント。

 

 

ソコイトヨリの評価

 

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・☆☆☆

珍しさ  ・・☆☆☆

味わい  ・・☆☆☆

 

価格

・比較的安価

 

コスパ

・頭部に肉は少ないものの、扱いやすい魚。

 

珍しさ

・たまに入荷があるといった様子。

・イトヨリに混じることはまずない。

 

・新鮮な刺身はもちっとした食感で本当におすすめ。

・無難に美味い魚。

 

いわゆるこれも低利用魚といわれる魚の一つ。

値段が付かなければ遠くへわざわざ送ることもしません。

そのため、味はいいのに産地で細々と食べられているだけで止まってしまう魚も多々います。

そんな魚の美味しい食べ方を発信していき、それがいずれ世間に対しての口コミになり価値の向上、漁師さんの収入が上がり無駄に獲りすぎず済むようになればと日々願っております。

全くこの通りに上手く行かないことは重々承知しておりますが、これに一歩でも近づけられる、そんな影響を与えていければなと考えているので、今後とも応援して頂けると大変嬉しいです。

 

 

本記事は、サテライトライターさんの記事になります。

ライター紹介

サテライトライター:夢海
未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで400種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします!
Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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