夢海のうお旅 2023北海道編②

こんにちは、夢海です🐟

今回は、前回に引き継き北海道旅のレポートになります。

 

仕事あとに北海道へのフライトののち、寿司を堪能した翌日。

北海道の朝は早し。なんて言うつもりが、10月にはそれほど早いわけでもなく、すっかり冷え切った朝の透き通る空気の中をゆっくり呼吸しながら歩いた。

 

朝になり、シャッター街の正体が見えてきた。

どうやら服屋や花屋、美容室などの昼間に空いているだろうというような店とシャッターが立ち並んでおり、居酒屋らしき店は近くに見当たらず。

昨晩寿司屋へ向かう途中に、駅から少し離れた所に繁華街を見かけたのでこの日の晩はそちらへ向かってみようと思います。

 

宿泊した北見市を飛び出て車で40分ほど。

長いこと行ってみたかったあの憧れの水族館へと向かいます。

 

到着したのは道の駅「おんねゆ温泉」。

小さいお城のような建物を中心に、広場が広がります。

 

鮮やかに咲くラベンダー。

北海道だ。。

 

水族館へとむかう道にはかわいいタイル並び、テンションが上がる。

 

アロワナ

 

ピラニア

 

イトウ

 

タイルを辿りながら進むと、木々に囲まれた暖かみ感じる木の建物が見えてきた。

 

今回の北海道旅の目的、北の大地水族館さんへとやって来ました!

毎年カッコいいマスやサケの写真をSNSで眺めていて、「今年こそ、今年こそは…!」と秋が近づくと毎年思っていました。

 

北海道旅と言うと、その広さからなかなか行くには勇気がいるため来れていなかった。というのが言い訳になりますが、ルートを調べると案外遠くないという事がわかり、そのままの流れでエイヤッと、予約まで進めてしまいました。

 

木々の隙間に見える水族館の入口。

この空間だけでも、木々に囲まれたログハウスのような、北海道らしい景色を感じさせるとても味のある建物。

 

入館し、まず出迎えてくれるのはオショロコマたちが乱舞する滝壺の水槽。

 

再現度の高い滝つぼの水槽を眺めていると、冷たい自然の中でもこの景色が見られるのかと感慨深さを感じます。

水族館という施設はそんな自然と低いハードルで万人が繋がれる場所であり、自分がくぐった場所であるように、魚や水辺に生息する生き物などへの興味の玄関口であり続けてほしいと思います。

 

そして順路を進んでいくと…

 

「ゴクリ。」

 

ここだ。ここに来たかったんだ。

心の底よりも深いところから込み上げる興奮は思わず体を震えさせ、何秒も時が止まったように感じました。

 

この日の予報は曇り時々雨で、車を走らせるにつれて天気が「うーん。」というような様子に変わっていきましたが、北の大地へと降り注ぐ太陽光が見事に照らしていました。

 

 

雄大な地を流れる川の情景に、カラフトマスが見事に映える。

 

並ぶカラフトマス。オスとメスの違いのようにも見える体色ですが、どちらもオス。

上の個体はアザが出来て痩せてきてしまっている。

 

水面へ跳ね上がる瞬間を狙うも飛び上がった場面は撮れず。

水槽面へ向かって泳いでくる個体がターンする瞬間を切り抜けた。

 

秋なのにサクラマス。

春先、桜が咲く頃に近海で漁獲されるようになる為サクラマスや本マスとも呼ばれるが、秋になると繁殖のため川へ集まる。

秋に婚姻色が現れまさに秋に咲く桜。

 

こちらは日本人に馴染みのある魚ではないでしょうか。

サケ、いわゆるシロザケや秋サケ、遡上して来た個体を指し、北海道ではアキアジとも言います。

この魚が見られる施設は限られており、中でも婚姻色の出た個体というのは中々見られるものではありません。

食材として慣れ親しんだ彼らでも、力強く生きている姿を知らないというのはどうにも歯がゆく、今回会いに来れたことがとても嬉しく思います。

 

こちらの写真も同じサケ。

先程の個体と印象が違うのは、こちらは頭部が丸く体が細いメスのため。

同水槽内には2匹のメスと1匹のオスが泳いでいました。

 

北の地を代表する怪魚。イトウ。

イトウの飼育担当をされているスタッフさんと話す機会があり、気になった点を質問させていただくなど、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

 

イトウを展示する水族館は少ないながらも全国各地の施設で見られますが、この水族館の個体はある点が他の施設の個体と違うように思えました。

頭部が丸くなく、野生らしさが残っているカッコイイ個体が観察できます。

 

 

他にも熱帯に生息する淡水魚たちに会うことができます。

 

オオウナギ

 

レッドテールキャットフィッシュ

 

さらに注目したいのがユーモア溢れる手書きの展示物の数々。

魚の紹介が思わずクスっとするような説明分で紹介さえています。

 

名物のあのボタンを押そうと意気込んできたものの残念ながらご不在のよう。

また来るしかないっ!

 

開園時間から堪能し、気がつけば時間は正午を回っていました。

小腹が空き、水族館近くで食事処を探すことに。

 

せっかくなので北海道らしいものを探していた中で、気になるメニューが目に入り、お昼は「福住 温根湯店」様へお邪魔しました。

 

選んだのはホタテ蕎麦。

このどんぶりにたっぷりと入った蕎麦が千円ちょいと、プチ贅沢にしてはコスパが非常にいい。

 

ホタテは貝柱だけでなく生殖巣も付いていて食べごたえ◎

しかもこの蒸しホタテが3つも入っていました!

昆布だしの効いた汁を飲み干し、大満足な昼食となりました。

ここはおすすめなのでぜひ立ち寄って頂きたいお店です。

 

腹も膨れ、午後はすぐ隣りにあるキタキツネ牧場へ。

 

のんびりと気ままに生活しているキタキツネたちの展示施設内にお邪魔できるという夢のような施設。

キタキツネたちに触れることはできないものの、かなり近距離で見ることができるため、動物園よりも距離が近いかもしれない。

 

お昼過ぎで暖かい日差しが出ているからか殆どの子が寝ていました。

 

ちなみにキツネの鳴き声はコンコンではなく、「キュイーン」のような犬とも近いようで近くないような、面白い声をしていました。

 

その後も水族館へ戻り温根湯で一日を過ごし、彼方へ沈む夕日がきれいな時間になりました。

 

日没後にやって来て日の入り前に帰る予定なので、今回の旅唯一の夕日が沈むのを見届けました。

 

晩御飯は朝通ってきた道を戻り、北見駅周辺を徒歩で散策して探すことに。

居酒屋がポツリ、寿司屋がポツリと見あたるものを調べながら、「これじゃない、これじゃない。」と歩き回ること30分ほど。

これだ!と、惹かれる店をようやく見つけました。

 

しじみラーメン!!

北見市から近くの網走湖という湖の名産、網走湖産しじみを使ったあっさり系のラーメンでした。

塩ベースのスープに溶け込んだ網走湖産しじみのうま味。

肌寒い街中を歩いてきた体に染み渡ります。

居酒屋が立ち並ぶ中にあるこちらのお店。なんと深夜2時まで営業されているそうで、飲み歩いた〆に嬉しい一杯です。

麵屋ななしぐれさん、ごちそうさまでした。

 

ちなみにこの日訪れた北の大地水族館さん横の道の駅の売店でこんなものも購入。

 

ボイル済で常温で持ち運びができるため、お土産にするにはちょうど良い品です。

 

ラーメンを食べたあとはデザートを!

当然、カフェが空いているような時間でもないので、北海道に来たら立ち寄りたいあのコンビニに来ました!

 

セイコーマート!!!

ホットシェフ(店内調理)のある店舗ではなかったものの食後のため今は重たいものを欲しておらず、北海道スイーツを買うには立ち寄るにはちょうどよいタイミングでした。

 

 

北海道スイーツを食べながら余韻に浸り、翌日の予定を考えていました。

この日も1日を通し雲が広がっており、晴れ予報であれば再度北の大地水族館へサケを撮影しに向かうのもよいな。と考えていましたが予報は雨。

せっかく北海道に来たのであれば海辺へ出たいと考え、気になる施設をマップで見つけたため、翌日は網走へ出ることにしました。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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