最上の旨味!オオコシオリエビを生で食べてみた

さて、前回のフォルムのカッコいいトゲヒラタエビに引き続き、今回も深海エビの紹介です。

 

今回紹介するのは、これまた見た目が特徴的なオオコシオリエビです!

こちらも深海でとれるエビで、戸田の福袋的深海魚便にはいっていたものです。

 

今までも、何回か見かけたことはあったのですが、今回初めて食べてみました。前評判も良いですが、はたして実際にはどうなのか?レポートしていきます^^

 

 

オオコシオリエビとは

オオコシオリエビとは、深海に生息する甲殻類です。エビと名前がついていますが、ヤドカリに近い仲間です。

名前の通り、尻尾の部分がしっかりと折れ曲がっていることが特徴です。

深海漁を行っている地域では、食用として流通することもあります。多くは、味噌汁の出汁として使われています。

 

 

オオコシオリエビの入手方法

オオコシオリエビは、産地に行けば、入手できる可能性は低くはありません。

 

流通はしているため、愛知県や静岡県の市場では、時々みかけます。

以前は、愛知県の一色さかな村や、西浦鮮魚マーケットで見かけたことがあります。

静岡県では、沼津港の魚建さんや深海魚撮影会で見かけました。

どれも、1山数百円程度とかなりの安値で買うことができます。

 

今回は、トゲヒラタエビボウズイカなどと同様に、戸田の福袋的深海魚便に入っていました。

 

 

オオコシオリの下処理

オオコシオリエビですが、お味噌汁などの出汁に使う際は下処理不要です。

ですが今回は、せっかくなので刺身用に下処理をおこないました。

 

トゲヒラタエビと同様に、比較的カラが硬いので、捌くのは少し難しいです。

 

腹側・背側の境界にい包丁の刃を入れます。その後、上の写真の様に、腹側の膜を取り除きます。

 

次に、頭を落とします。そして、残りの背側の殻を取り除きます。

写真のように指で簡単に剥がれます。スプーンでも外し易いです。

 

最後に、背腸をとって下処理完了です!

手間の割りに、歩留まりが非常に悪いのは、少し難点ですね。

 

 

オオコシオリエビの食べ方

オオコシオリは、基本的に味噌汁の出汁に使われることが多いようです。

しかしながら今回は、お刺身で食べてみました。

お刺身

先ほどの下処理をした身に、軽くお醤油をつけて食べてみます。

やはり、小さいのは少し悲しいです。

では、いただきます!

 

モグモグ(・〜・)

 

んっっつ!これは…うっ、うますぎる!!!今ままでエビも結構な種類食べてきましたが、その中でもダントツと言っていいほどに上品な旨味を感じます。甘エビの様な甘さこそ強くはありませんが、味の整い方が素晴らしいです。食感も、ふわりと口のなかでトロけます。これは、満点と言わざるをえない美味しさです。下処理の手間だけの価値はありますね。

今回は、セットなので1匹しかいなかったのが残念です。

 

ということで、一瞬で食べてしまいました。

ごちそうさまでした。

 

まとめ

今回は、深海エビといいつつヤドカリの仲間のオオコシオリエビをお刺身で食べてみました。下処理は大変で、歩留まりも非常に悪いです。しかしながら、それを凌駕するほどに上品さを感じられる味でした。

値段も安く、産地にさえ行けば比較的手に入れやすいエビです。ぜひ見かけたら、買って生でも食べてみください。

以上

広告