春は日常的な惣菜にも使えそうなイズカサゴ

こんにちは、夢海です🐟️

 

6月に入り、魚種が色々増えてきた。

目に入るものだと、ハマフエフキ、クロホシフエダイ、ヨコスジフエダイなど、南方のフエダイやフエフキダイ類がやって来てカラフルに彩る。

ではそんなものを、とも行きたいところだが、今回選んだ魚はイズカサゴ。

 

 

イズカサゴの特徴

本種を選んだ理由としては、まず初めに普段なかなか食べないからである。

 

単価もまともに買うとやや高く、そのため食べた数も少ない。

そのため本種の食べ時を知らないのだ。

 

底曳網などの漁が禁漁へ向かう5月頃、カサゴやハタ類など根魚は水揚げが多くなり価格も安定しやすい。

今回のものはおかずにはちょうどいいや、といったものだったので購入した。

 

そして次の理由に、よく行く仲卸に1尾だけ残っていた。

1kgとか、ある程度の大きさがある魚ならば売りやすいのだが、カサゴなど小さい種だとこれがなかなか売りづらい。

持って行けば助かるだろう、という思いも重なって購入してきた。

 

産地は青森県下北産。

たまに見るものの、市場で目にすることが多いのは長崎や鳥取のものなどだ。

青森県は過去に一度だけ食べた程度。

 

どころか本種はまだまだ数食べられていないので、勉強中となる。

 

 

イズカサゴの料理

イズカサゴの刺身

イズカサゴの刺身はハッキリいって味気ない。

 

今ひとつ、もうひと声欲しいと思うのだ。

いつも昆布締めか焼霜にするので、今回は皮は皮で楽しみたいと思い、思い切って湯引きにした。

もみじおろし、ネギなど薬味で彩る。

 

野締めだけど、身はしっかりした食感がありなかなかに美味い。

噛むとほんのりだが甘みもある。

 

しかしこれがオコゼとかその辺りの魚に比べると、やはりフサカサゴ類は今ひとつ味がないよなー。なんて思う。

ただ、火を入れるとこれが化けてやってくる。

 

イズカサゴの煮付け

やはりイズカサゴは煮付けだろう。これを食べねば気がすまぬ。とも思えてしまう。

イズカサゴは肝と胃袋を洗い、半身と共に煮付ける。

 

 

飲食店でこれを食べるとすれば、原魚を買う以上の値段はするだろう。

やはり自炊は強し。

 

まあそれもアレやコレと値上がってる昨今では通用しない場面も出てきてはいるが。

 

 

歩留まりは良くないけれど、湯を継ぎ足してアラ骨は医者殺しに。 

すると身が足らん!と感じても腹の足しになる。

 

とは言え、頭部には頬肉もしっかりしたのがあれば、カマ周りも肉付きが良くて実に美味い。

丸ごと煮てしまえば案外歩留まりは気にならないものだ。

 

そして肝心の肝と胃袋。

こちらも煮る前に湯通ししておき、汚れを取っておく。

 

今回の個体は胆のうもなければ胃の内容物も少なかったので、えぐ味もなく非常に美味かった。

胃袋のホルモンのような食感も面白い。

多少刻んでやると食べやすいが、それでも噛み切れる程度の硬さなのでそのままでも問題はない。

 

同じ日の、同じ食事の主菜たち。

刺身ではおかずにするにも物足りない。

そこで煮付けと一緒に頂いた。

 

最近YouTube用の動画撮影も始まり、1kgくらいのものをちまちまと食べる事が多く、なかなか1尾を丸ごと1食で堪能すると言うことが出来ていない。

これくらいの大きさの魚であれば、ちょうど丸ごと使い、満足におかずが作れる。

刺身ともう一つ、コンロを使う何かで調理すれば、作業効率がよく時間も思いの外かからない。

 

日々の、日常の食生活でというのはなかなか大変な現代だが、休日や時間のある時など魚を使った自炊はいいものである。心を穏やかにしてくれる。

 

 

イズカサゴの評価 

価格   ・・☆☆☆

コスパ  ・・・☆☆

珍しさ  ・・・・☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格

・価格はやや高値安定だが、底曳網のものが多く揚がる春頃、中型未満の大きさのものなどは案外安い。またこういった煮焼き前提の魚は、一般家庭での消費も下がっているので売りにくいものでもある。

 

コスパ

・歩留まりは悪い。良いところ30%程度。姿での調理に使いたい。

 

珍しさ

・一般的。小売店に並ぶこともしばしば。

 

・単に刺身ではやや旨味に欠ける。昆布締め、焼霜などの一工夫ほしいところ。そしてやはり肝が美味いので、鮮度がいい場合は肝のせも良い。

 

今回はイズカサゴの季節調査として、1尾使っておかずを作った。

平凡と言えば平凡な料理だけど、この平凡さが質として通年安定するならば素晴らしい魚なのであると感じる。

春から初夏にかけての間は、底曳網などが最盛期を迎えているので、比較的買い求めやすい。

狙い目とするならばそこだけど、味はこれから通年見ていかないとなんとも言えない。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

広告