ハツメとは!?産地限定メバルの珍種食べてみた

こんにちは!夢海です🐟️

今回はちょっと珍しいメバルの仲間の紹介です。

 

 

ハツメの形態

今回の魚はハツメというメバルの仲間。

パッチリと大きな目に鮮やかな優しい黄色やオレンジ色がかわいらしい魚です。

 

長年手に入らないかと探し回っていたこの魚を、今回は角上魚類さんにて見つけました。

新潟県産で1尾あたり¥150と破格。

大きさも20cm前後と小さめな魚の為迷わず4尾購入。メバルの定番料理で食べ尽くします。

 

メバルにしてはシュッと細長い体が特徴的です。

ハツメの由来は鉢のように大きな目からハチメ→ハツメになったと言われています。

 

そしてこのハツメ、雌雄を外見で判断出来ます。

雄と雌それぞれ2尾ずつ選んで購入してきました。

 

上が雄、下が雌です。

体の色が若干違っていたり、ほかの魚ではあまり見られない特徴で眼径(読み:がんけい。眼の直径のこと)の大きさに差異があります。

種類の特定などにも用いられる特徴ですが、雌雄で大きさに差が現れるのは珍しいです。

 

雄の方が大きな目をしていて黄色が強く出ます。

雌は卵を抱えていたので煮付けにして食べようと思います!

 

 

ハツメの調理

今回は調理によって仕込み方を変えてみます。

まずは天ぷら用に1尾を三枚に卸します。

 

骨は唐揚げと一緒に骨煎餅にして頂くので捨てないでとっておきます。

 

続いては干物。メバル類は生でこそ旨味が薄く少し物足りませんが、干物にすると旨味が凝縮されて驚くほど美味くなります。

 

今回は背開きで開いて、内蔵、血合いをしっかり洗えば塩水に漬け込みます。

15~30分漬けたらペーパーで汁気をしっかり拭き取り、ラップに包まずそのまま冷蔵庫で冷風に当てます。

表面がやや堅くなりしっとりすれば食べ頃です。

 

焦げないように気をつけながら焼けば干物の完成!

 

残りの2尾は煮付けと唐揚げに。姿のまま調理します。

鱗を落として内蔵を取ってしっかりと洗い流します。

 

唐揚げは背中に切れ込みを入れます。

 

△雌雄の違いを撮影していなかったことにここで気づきました。鮮やかな黄色の雄は煮付けに、雌は唐揚げにします。

 

ハツメの食べ方

ハツメの煮付け

まずはメバルの定番料理、煮付けから!

砂糖を多めに、甘辛く仕上げました。

 

メバルらしくほろほろ身がほぐれます。中までしっかりタレの味が染み込んでいて絶品!

そして他のメバルよりも身離れが良く、柔らかい印象です。

頭が大きく体は細いので1尾では少し物足りなく思いますが、このもどかしさもまた美味しく感じられます。

 

ハツメの天ぷら

皮つきのまま、カラッと揚げました。

こちらに塩とすだちを絞ってやれば極上の天ぷらに。

 

サクサクっと弾けてはふわふわの身が溢れ出します。そして弱いながらも確かに感じられる旨味が奥からじわ~っとやってきます。

この後に紹介する唐揚げとはまた違い、天ダネとしては上質で上品なネタです。

季節の山菜などと合わせて天ぷらの盛り合わせに組み込みたい食材です。

 

ハツメ一夜干し

素直に塩焼きにするよりも一度干した方が各段に旨味が凝縮されとても美味です。

 

表面はしっとり、ペリペリと焼き目を綺麗に剥がすと細かいまるで白い宝石のような身が並んでいます。

これを並んだまま掬いあげてそのまま口へ。

 

程よい塩気と奥に隠れていた旨味が引き立たされ前面に出てきては旨味をぶちまけます。

ハツメを日本酒に合わせてつまみたい!という時は間違いなく干物が最適です。塩気もあり、それに負けない旨味も入り込みつまみとして負けないポテンシャルを持っています。

 

うん、魚体も小さいしこりゃつまみ用だ。

 

ハツメの唐揚げ

姿のままパリッと。骨煎餅も添えて頂きます!

 

頭部はかなり刺々しい骨で覆われていますが、どれも薄い為バリバリと食べれます。

身もカリカリの衣にくるまれてかぶりつくととても心地のいい食感で、中からふんわりとした身が出てくるのもまた楽しいです。

鰭と骨はまた違う食感で、少し硬めですがそれでも煎餅程の硬さで身とは違う様子が食べ比べられて楽しいです。

フライヤーなどしっかり油で浸かるほどの深さで揚げないとまちまちになってしまう為一般家庭では少し難しいですが、是非とも試していただきたいです。

 

 

ハツメの評価

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・☆☆☆

珍しさ  ・☆☆☆☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格は高いものだと思っていましたが想像以上に安く、惣菜魚といった扱いでした。

コスパは頭が大きい為、純粋に身だけを食べるのであれば歩留まりはお世辞でも良いとは言えません。

根魚(ハタやカサゴなど)同様、姿で使うかあらは汁物に使うと満足感も出てきます。

関東で入荷しているのは今回初めて見かけました。しかし調べたところまとまって漁獲されることもあるらしく、今回の角上さんのように日本海の産地から仕入れているお店であれば出会える可能性はありそうです。

味わいはメバルの中でも繊細な身をしている印象でした。体高や厚みこそないものの、調理法によって七変化するポテンシャルの高さを秘めています。

 

本記事は、サテライトライターさんの記事になります。

ライター紹介

サテライトライター:夢海
未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで400種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

広告