茨城で見つけた格安の活アイナメ
こんにちは!夢海です🐟️
今回は出張編!
茨城は那珂湊へ行ってきました~🌊
目次
那珂湊おさかな市場
目的地は水族館とここ、那珂湊おさかな市場。
駐車場があるので車でも来れます!
また、魚好きは近くの大洗水族館まで徒歩30分も歩かないくらいで行けます。
ここの魅力は水揚げされたばかりの鮮度バツグンの魚が安い安い。
こんなものも売ってたりします。
今回はそんな那珂湊で地物を購入しました。
生け簀を泳いでいたこれからが旬というこのお魚です!
アイナメです!
生け簀で生きているものを締めて頂きました。
活魚は流通に出る鮮魚では一番高い状態。
豊洲で買えばキロあたり¥5000近くはするんじゃないかな。
そんな活魚のアイナメ、今回なんと¥1200で入手しました!!
いや安い。
ちなみに重さは800グラムほど。キロに換算しても¥1500。
締めたものでももう少し高く付くこともあります。
太っていてものもよし!
血もしっかり抜けており…
硬直しないよう、保冷剤で冷やしすぎない程度に持ち帰りました。
まだまだ身が活きています!
アイナメの特徴
アイナメは鮎並みに縄張り意識が強く「アユナミ→アイナメ」だとか、アユに似て滑らかだから「アユナメ→アイナメ」だとか由来はまちまち。
魚の由来は諸説あるものが多いです。
目はバッチリとしており、分厚い唇がなんともキュート。
背鰭は大きく背中をほぼ覆っています。
鱗は細かく剥がしにくく、滑りもあるため下処理は手を抜けません。
ヘビ柄をしていて、冬の産卵期になるにつれて雄は黄色くなります。
3枚に卸してみました。
背骨は硬すぎず、柔らかすぎず。
皮が滑るためよく洗えば問題はありませんが、初心者向け、というよりは中級者向けの魚だと思います。
卸した身は当日に刺身で。
残りは酸化しないよう、骨付きのまま寝かせます。
アイナメの料理
朝どれアイナメの刺身
まずはお刺身から!
皮を炙ったものと、薄くお造りにしたものの二種類を用意してみました。
新鮮でもほどよく白く色が出るため純白で綺麗な見た目をしています。
食感はまるでフグのような、繊細な味わいに反発してくる弾力。うまい。
脂の甘味もほんのりと感じられます。
薄く切ったものを握りにしてもいいな。
アイナメの山椒焼き
一年の間で僅か2ヶ月ほどしか収穫できない、山椒の実を使って山椒焼きにしてみました。
季節感のあるメニューは作るのも食べるのもワクワクします。
表面はカリッと仕上がり、山椒のピリッと爽やかな風味が弾け飛びます。
淡白なアイナメの身には丁度よいアクセントとなり、瞬く間に身が消えてゆきます。
アイナメの煮付け
最後はアイナメの定番料理、煮付けでしめましょう!
身崩れ防止で骨つきで煮てみました。
そして旬の筍も添えて。
ふわっと軽く、身離れもよく食べやすさも美味しさも合格。
甘辛いタレが合いますね。ご飯に乗せてあっと言う間に食べきってしまいそうです。
生の状態で水っぽすぎず、程よくジューシーな魚というのが一番扱いやすいです。
そして血抜きされたきれいな肝もここで使用。
濃厚でクリーミーな味わい。
実にうまい。
淡白でふんわりした身とあわせるとまるで天然の濃厚ソースのような魔法の味変アイテムに変わります。
筍のしゃきコリ感もまたよし。
旬を堪能したなぁ!
アイナメの評価
価格 ・・☆☆☆
コスパ ・☆☆☆☆
珍しさ ・・・・☆
味わい ・☆☆☆☆
価格
・ピンきり。活魚や締めのものは高いが、野締めのものは安価で流通する。それでも東京ではキロ単価¥1000前後は付く。
コスパ
・身が多くコスパ良好。頬肉もカマも美味く、あらも出汁に使える。鰭は煎餅にしたら残すところはほぼない魚といえる。
珍しさ
・夏~秋の魚ではあるが、基本年中流通する。
産地でみれば珍しさのレベルも上がり、瀬戸内や東京湾のものは資源的にも流通上でも少ない。
味
・言わずと知れた高級魚。美味い価値のある魚は値が付くので言わずもがな。水分量がちょうどよく、味もまた淡白な為用途が広い。
今回は茨城県は那珂湊の市場で見つけた「活きたアイナメ」を格安で購入してみました。
きっとコロナの影響もあり安くせざるを得なかったのかな。
土日は観光客が多く賑わいを見せますが、平日は見違えるほどガラガラ。
この夏は是非那珂湊へお越しください。
あ、ここのお寿司もおいしいですよ!
本記事は、サテライトライターさんの記事になります。
サテライトライター:夢海
未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで400種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません