天然シマアジを4日間に渡って食べる

こんにちは、夢海です🐟️

さて今回は、久しぶりに朝〆のものを買い求めてきた。

 

ちょうど探していた天然のシマアジである。

大きいものも見る機会はあるが、浜で〆たもので値もやはり高い。

そんな中手頃なサイズで、活魚を目の前で〆ているものを見つけた。

 

これを2尾買い求め、1日、2日、3日目と、それぞれ半身ずつ食べていくこととする。

 

 

シマアジの特徴

今回の魚はシマアジ。

 

シマアジといっても、ブリでいうワカシといったようなちびっ子である。

夏が近づくと目にするようになり、今年は大分、鹿児島、三重などから同じサイズを既に見ている。

今回のものは千葉県産。

 

活魚、ということなので恐らくは定置網に入ったものだろう。

夏から秋にかけ、館山などの定置では毎日入るほどではないが馴染み深いような魚である。

 

大きさはどちらも301.302gと瓜二つなサイズ感。

食べ比べるにはハンデもなく適切だろう。

 

ちなみに一般的な養殖ものは1kgから2kg程度。

多いものは1.2kg前後だろうか。

店などで、単にシマアジと書かれているものは基本的に養殖ものであり、天然ものはそうそうお目にかかれない。

 

 

シマアジの料理

刺身(初日)

初日は〆てから6時間経った状態から。

 

当然、そして香りは弱い。

養殖ならば脂の多さから多少の味は出ていたりするものだが、この大きさなので初日から味を出すには足りていない。

この食感を食べたいんだ、という場合でなければ、無理して当日に食べなくとも良いかな、と思う。

 

味がないのは分かっている上なので、初日のみ九州の甘醤油で食べた。

甘い醤油など関東の人間にあまり馴染みがないため、時に魚の味がなくなってしまうという人もいるが、個人的には〆てばかりのものを甘い醤油で食らうという事はたまにしたくなるものだ。

その点、福岡などは飲食店も鮮度感が都内とは違い、羨ましく思う事も多い。

 

関東で朝〆た魚を食べるならば、市場に行くのが手っ取り早かったりもする。

 

2日目

初日にはなかったシマアジ特有の酸味が出始めた。

 

鼻をしっかり通るので、多くの人が食べても分かるくらいだろう。

その後を追って旨味がやってくる。

 

味はしっかりしているので、ついつまんでしまう。

300gなので、脂はそれほどないものの、それでも十分すぎる味がある。

食感も弾力は無くなり、皮目のシャクシャクした食感が目立つ。

 

特段朝〆を謳っていない、謂わばスーパーなどで出回るような鮮度感になる。

初日よりも味はグンと出てきた。

この味を感じると、同じアジ科魚類に比べて複雑に美味い。

 

本種の評価はここにあるだろうなとも思える。

それでは、3日目はどうだろう。

 

3日目

2個体目をここで捌く。

 

酸化を防ぐため、鱗も取らず水洗いをしないで置いておいた。

日保ちする魚なので、まだまだ寝かせられそうな状態である。

 

そして身の方はいよいよ飴色が強くなってきた。

味も前日よりも格段に上がっている。

 

筋肉の節がほぐれやすくなっていて、柔らかさが勝つ印象である。

 

まだまだフレッシュ感はあるが、熟成と呼ぶにはこのあたりから納得出来るレベルに仕上がる。

個体が違うからなのか、脂の甘みも感じられるようになった。

小さい個体は数日待つだけで深みが増すのかもしれない。

 

4日目

最終日。

 

ここでついにあらを使い汁も作れる。

ちょうど最近の味噌汁の具であったヒトエグサを使い切ったところなので、次の汁の具にできる。

最終日になったのは、中骨を外してしまえばその面から酸化してしまい、寝かすのに適さないからである。

 

割とこれが楽しみであった。

 

頭は梨割りにし、カマもくっつける。

 

このカマの肉が美味いこと美味いこと。

根菜ともよく合い、魚の旨味がガンと来る。

さすがはといった具合で、中でも上品な部類である本種もまたアジ科であることを思い出させるような強い味わいである。

 

さて刺身の方はというと、血合いのにおいが強くなりだした。

そこまで気にはならないものの、前日よりも明らかに酸化している、少し苦い香りがしてくる。

 

身の柔らかさもやはりピークは4日目。

この具合ならば寿司にして煮切醤油などを塗ると良いだろう、と思う。

セミドレスにしておき、初日から氷水に寝かせておけばまだまだ余裕で保つのだろう。

 

この境目を探すのも楽しい。

 

 

まとめ

結論からいうと、刺身で食べるならば味は3日目が1番良かった。

 

これがまた翌日になるといよいよ度が過ぎた所に入るのだろう。

そしてそして、今回は身を贅沢に刺身で食べきったが、汁にしても実に美味かった。

この大きさなら、寝かせた上で焼いても美味いかもしれない。

 

熟成、とまではいかないが1日2日置いてみるとまた味わいが変わってくる。

なかなか一般の小売店では難しいものだが、市場や道の駅、自分で釣った魚など、少しずつ日を追って食べるのも面白いだろう。

大きさ、種類を問わず、また試す機会があれば書きまとめていきたいところである。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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