ホタテ以上の美味さ!?名前、見た目のカッコいい月日貝とはどんな貝?
こんにちは!夢海です。
海の中にはカッコいい生き物がたくさん生息しています。
そんなカッコいい姿を見てカッコいい名前の付いた生き物を見ると思わず、
「センスあるなぁ~」
なんてぼやいてしまいます。
今回はそんなカッコいい名前と特徴を持つ生き物を購入してきたので、紹介と共に食べていきましょう!
目次
ツキヒガイ(月日貝)の特徴
今回紹介するのは魚ではなく貝になります。
ツキヒガイ、漢字では“月日“。
もう名前からすごくカッコ良くありませんか!?
そんな奇抜な名前をしていると由来が気になりますが、姿を見ればすぐに納得できる見た目をしています。
これが月日貝。
名前の通り月のように白い面と、太陽のような赤黒い面があります。
とても綺麗な見た目ですよね!?
個体差によって白色、黒色をしているのではなく1個体の表と裏の色がこのようになっています。
やろうと思えばツキヒガイでオセロも出来てしまいます(←遊ぶな)
果たしてこのツキヒガイという貝は何ものなんだ?と聞かれると、
剥いた様子はホタテ貝にそっくり。
生殖巣も雌雄で色が異なり、オスは白くメスはオレンジ色です。
今回は何品か作るので、部位ごとに取り分けて仕込みましょう!
まずはホタテ同様に貝柱。生であればここを食べるのが一般的。
周りの紐や内臓などを取り出し、貝殻に貝柱だけ残します。
貝殻の内側までとても綺麗な見た目をしています!
装飾品としても人気が高そうです。お刺身を盛るのにも使えそう。
貝柱ももちろん取り外します。
これを見るとホタテそっくり。
この中に紛れていても気がつかないでしょうね。
しかしこのツキヒガイ、ホタテよりも美味しいとの噂も…
それでは調理して頂きましょう!
ツキヒガイの料理
月日貝丼
まずは豪快に丼から!
生の貝柱は真ん中に刃を入れて、寿司のような状態に開きます。
真ん中の貝柱炙りは真ん中で切り分けます。
そして一番左側のもの。ツキヒガイのひもを甘く煮付けたものです。
まるっとツキヒガイを堪能出来る素晴らしい丼が出来たのではないでしょうか!
そして気になる味の方は…
「確かにホタテよりうまいかも…!」
甘い、何よりも甘味が強い。
ホタテのひとつ、いやふたつ上をゆく甘さ!
プリッとした食感はそっくりなものの、後を引く甘味は確実にホタテよりも月日貝のほうが強い…!!
炙りも香ばしさが混じることで貝の旨味が強調されます。
ひもの煮付けも柔らかく、軍艦にしても絶対美味い!
針しょうがを混ぜて煮込むとアクセントとなりそうです。
月日貝のバター焼き
貝柱を丼に使った月日貝の紐や肝の部分をぶつ切りにしてバターと醤油で味付け。
これを焼き上げました。
酒が進んでしまううまさ!!
貝のほろ苦さと甘じょっぱいバター醤油という味付け。
やっぱりこの手の二枚貝は焼きたいですよね!
今回はグリルで焼き上げましたが、
フライパンで炒るのもよさそうです。
月日貝天ぷら
最後は貝柱を天ぷらに!
中身は半生のレアな状態で仕上げて余熱で蒸し上げます。
これもまた甘く、剥きたての身は繊維一つ一つがプリッと食感を強調します。
貝柱だけでなく、紐や肝も天ぷらにして良さそう。
希少な貝なので、ホタテよりも気持ち高いくらいですが、その味はホタテの上も行きます。
月日貝の評価
価格 ・・☆☆☆
コスパ ・・・☆☆
珍しさ ・・・☆☆
味わい ・☆☆☆☆
価格
・殻のホタテに比べてやや高め。殻が綺麗な上、希少価値が高く美味い事がこの貝の価値観の高さの一つだろう。
コスパ
・殻がやや重たく総重量の割に過食部が少ないように思える。
内臓に砂を噛んでいる個体もチラホラ見られたためそうなるとグンと食べられる部分は減ってしまう。
珍しさ
・比較的珍しいが、全く見ない訳ではない。こだわってるお店では提供されている場面に遭遇する事も出来る。
味
・珍しさ故に知名度は低いものの、知れていないのが勿体ないうまさ。出回れば人気になりそうなネタではあるが、資源量を考慮すると限定的な流通の現状が一番いいのかも知れない。
今回は見た目、名前がカッコ良く、それでいて美味しい貝、月日貝を紹介しました!
奇抜な見た目なため、実物を見かけなくとも動画などで紹介されている場面の多い印象です。
記述の通り、どうしても珍しいものになってしまうため、見かけた際は是非購入をオススメします。
副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記
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