夏は高いが冬は庶民の味方マコガレイ

 

こんにちは、夢海です🐟

 

2024年1月下旬。食べる魚がないと、岩手から鮮魚BOXを取り寄せ色々と調理して食べていました。

冬場の三陸というと思い浮かべるものが色々とありますが、そんな連想するものの中で個人的に食べたかった小マコガレイが入っていました。

 

 

マコガレイの特徴

今回のマコガレイは3枚入っており、それぞれ56グラム、105グラム、220グラムと、3サイズがちょうどいい具合にバラつきがあります。

市場にこれが届くと"デブロク"と呼ばれますが、一般家庭でかつ調理法も分けたい私からすれば、調理法が思いつきやすく嬉しいものです。

 

一番大きいものはうっ血も見られないため刺身に、真ん中のものを煮付け、小さいのは油を使いカラッと揚げようと思います。

 

今回の個体は未成熟のためか、生殖巣は見られませんでした。

 

 

マコガレイの料理

マコガレイの煮付け

中サイズを丸ごと1尾煮付けに。

一食分のおかずにするとしたら少々物足りないサイズ感ですが、調理するものが溜まっており、休日のおやつの時間帯に作った為、小腹を満たすにはちょうどいいものでした。

 

しっとりソフトな口当たりで、醤油の煮汁をしっかり吸い込む。

 

身離れがよく、ほろっとほぐせては口の中で溶けるように崩れます。

カレイの煮付けが改めて美味いと身に沁みました。

 

マコガレイの刺身

一番大型であった個体は3枚に卸して、片面を単に刺身、片面は昆布締めで仕立て上げました。

到着して2日目、つまり漁獲されて3日目の晩という食べ頃な時に頂きました。

 

サイズがあれば刺身という使い方も出来る選択肢が多い

もちっとした弾力を堪能していると、小型ではあるものの甘味がじわっじわっと感じられます。

 

マコガレイの唐揚げ

ラストは一番小さいものを唐揚げにしました。

切れ込みを入れ塩コショウをし、まずは低温の油でじっくり火を入れます。

一度低温でじっくり揚げてから、温度を上げ二度揚げ。

 

さすがに骨まで食べられるほどカリッと、とはいきませんでしたが、鰭は問題なくサクサクと食べられ、身は油っこさがなくふわっと旨い。

無垢というか、純白というか、とにかくクセがないのにこみ上げてくる旨味が感じられるのがカレイであり、中でもマコガレイが最も上品で美味であると個人的に勝手ながら思います。

手頃なサイズのマコガレイが入ったら、毎度唐揚げにしてしまうのは食べてみれば納得頂けるのではないでしょうか。

 

 

マコガレイの評価

 

価格   ・・・☆☆

コスパ  ☆☆☆☆☆

珍しさ  ・・・☆☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格

・夏の大型のものは高いが、冬場の小さいものは比較的かなり安い。マガレイやアカガレイほどではないものの、惣菜魚として使える。

 

コスパ

・歩留まりは悪くない。

 

珍しさ

・珍しくはない。冬場のものは安いため、関東の大型のスーパーなどでもラウンドで見かける。

 

味わい

・味はとてもいい。広がる旨味があり、火を通すとより強く感じられる。質感もよく細かい筋肉の繊維は味を染み込ませやすい。

 

今回は冬の岩手から届いた小型のマコガレイを堪能しました。

小型のカレイは小売でもたまに見かけ、かつ安いため重宝します。

大きさに寄り添って調理してあげると余さず美味しく頂けるので、小さいからなんやかんやと言わず、試しに買ってみて調理法を考える。というのも良いのではないでしょうか。

 

 

水族館で出会ったマコガレイ

カレイは産地同様に、展示されている水族館も関東以北に多いように思われるものの、その中でもマコガレイは各地で広く見られ展示されている施設も多い。

 

うみたまごで撮影(23.11.6)

 

葛西臨海水族園で撮影

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

広告