ヘンテコ顔のカワビシャは味・食感ともに最高!?
魚には、いろんな色や形の魚がいますね。水族館でみたときに、「あの魚を食べたい!」と思った人も多いのではないでしょうか?
しかし、「南国系の色をした魚やヘンテコな顔のお魚は、どうせ食べても美味しくないのだろうなぁ。」と思っている方はいませんか?
以前、パッと見は、美味しくなさそうなのに、とても美味しい魚「テングダイ」を紹介しました。
そして今回は、運良くそんなテングダイの仲間であるカワビシャを手に入れることができました。
テングダイと比較すると少し地味な色のカワビシャですが、果たしてそのお味はテングダイ同様に美味しいのでしょうか?
実際に食べてみたので、レポートしていきます。
目次
カワビシャについて
カワビシャは、カワビシャ科の魚です。見た目からもわかるようにテングダイの仲間ではありますが、カワビシャ属としては本種のみとなっています。日本の広範囲で岩礁域に棲息しています。
底引き網や定置網で混獲されるものの、まとまって水揚げされることはほとんどありません。
カワビシャの入手方法
カワビシャの入手難易度は、高めです。しかしながら、食味が良いことを知られているため、水揚げされた際は少なからず店頭に並ぶこともあります。
僕がよく行く愛知県西尾市の一色さかな村では、雑魚セットの中に混ざっているのをみたことがあります。
そのほかには、静岡県沼津市戸田の深海魚祭りでも何度か見かけています。
通販では、ほとんど見かけません。しかし今回は、期間限定で通販を行っている長崎の変なお魚屋さん(@nagasakisakana)で購入させていただきました。値段は、330円とかなりの安値です。
今日の入荷です!
アカムツはものすごく良いのが1尾だけ。値段は通常の半額だそう。他は珍魚がいくらか(k1000円です)
テング、カワビシャは今が旬です!
全体的に小ぶりが多いので、ぜひこの機会にお買い求めを pic.twitter.com/2JbZpFgKd6— 長崎の変わった魚屋さん(たぶん期間限定) (@nagasakisakana) April 14, 2020
調理方法
カワビシャは、少し捌くのが難しいです。
今回は、三枚に下ろしました。包丁が入りずらいので、テクニックが必要です。
縁側もとれるので、五枚に下ろした方が良いかもしれません。
お刺身で食べる分は、皮をひいて中骨にそって切り、柵にします。その際に、縁側も分けておきましょう。
非常にきれいな身質です。脂も程よくのっていますね。
カワビシャの食べ方
今回は、非常に鮮度の良いカワビシャを入手することができたため、お刺身とフリッター・天ぷらにしてたべてみました。
お刺身
まずは、お刺身からです。
柵を切って盛り付けます。写真右がカワビシャです。左に非常によく似たものがありますが、これはテングダイです。さすが同じカワビシャ科だけあって似ていますね。
では、いただきます。
モグモグ(・〜・)
うっめぇええ!これは、今まで食べたなかでも、かなり上位に入り込む美味しさです。しっとりとした上質な脂に、カワビシャの旨味が噛むたびに口の中に広がります。食感も、柔らかすぎず、硬すぎず、ちょうど良いです。
これは、日本酒がすすみそうです。
天ぷら・フリッター
お次は、加熱調理ということで、天ぷら・フリッターにしてみます。
衣をつけて180℃の油で揚げていきます。
これを盛り付けて、いただきます!
モグモグ(・〜・)
これも美味しい!!!ふわりとした身質で、ほどよく脂が口のなかにとろけます。旨味もしっかりと感じとることができます。
これまたお酒がいりますね(^^;
ということで、今回もあっという間に、完食です。
ごちそうさまでした。
まとめ
今回は、長崎県でとれたカワビシャをお刺身と天ぷら・フリッターで食べてみました。見た目こそヘンテコな魚ではありますが、味・脂・食感ともに最高の魚でした。以前食べた、テングダイに勝らずとも劣らずでした。しかも、値段も非常に安かったです!
これは、見かけたら絶対に買って食べることをオススメします。とはいえ、中々手に入れるのは難しそうですが…。
以上
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