美味しすぎて鍋が壊れてしまう魚かじか【別名を鍋壊し!】

皆さんこんにちは。夢海です🐟️

今回は冬らしくお鍋が美味しいお魚の記事になります。何でも美味しすぎて鍋を壊してしまうほどガツガツ食べたくなる程の「鍋壊し」とも呼ばれる魚だとか…。

その正体に迫ります!

 

北海道の冬の味覚「かじか」

鍋壊しと呼ばれている魚の正体はこちら

トゲカジカと言います。

 

今回も吉池さんで仕入れました。北海道産で5~600グラムはあるだろうといった目方で390円ほど。かなりお買い得です。

種類が細かく分けられて売られている事はあまりありませんが、都内で売られている所に遭遇したものだとこちらのトゲカジカ、ケムシカジカ、ベロカジカと呼ばれるニジカジカ。この3種は何度か遭遇しています。カジカと言っても、かなり種類があるので細かく見てみれば色々混じっていることもあるかも知れません。しかしどれも鍋や汁物で美味しいお魚です。

 

カジカのさばき方・調理

過去にもこのトゲカジカは入手したことがありますが、肝も入っており汁物に最適!その時はお鍋を試していなかったので、今回は鍋にしようと思います。

このカジカは(というより北方の魚は大体)滑りがかなりあります。これをしっかり落としてから包丁を入れて行きます。

 

頭を落として大名卸で。卸すと綺麗な白身と鮮やかなオレンジ色をした肝が現れます。

皮を引いてこれをぶつ切りにすれば仕込みの完成。

 

カマや頭は標本にする為、今回は調理には使いません。本来であれば、こちらも細かくぶつ切りにしてお鍋に入れてもいいですね。

今回はお鍋と少し切り身が余ったので天ぷらにしていきます。

 

これぞ鍋壊し!北海道名物かじか鍋

トゲカジカ鍋

下火を入れてから固形燃料でじっくりと。沸騰して来たら火の入り具合を見て完成。

本場北海道のかじか鍋(かじか汁)は味噌で頂きますが、今回はお醤油と昆布だしで頂きます。鮮やかな肝とぶつ切りにしたカジカとたっぷり野菜を入れて旨味を引き立てます。

小皿に分けてネギを散らして頂きます。

まずはプリっとした身から。

 

火を通すと筋肉の弾力がしっかりと残り、生鮮の時は水っぽく柔らかく思える身も程よく締まります。

そして固くなり過ぎないのでプリっとした弾力が残り、それでいてほぐれやすい大変美味な身です。

 

そしてこの鮮やかな肝を入れてあげると見栄えも良く、身だけでは感じられない濃厚な旨味がはじけ出します。

アンキモにも負けないコクと旨味!たまりません!

 

 

トゲカジカ天麩羅

今回も2種盛りです。これの左側がトゲカジカ。

 

やはり火を通す事で生ではあまり感じられない旨味が引き立ちます。

そしてサクッとした後のプリっとした食感。絶品です。

 

固くなりすぎないのがポイント。カジカが人気なのもこの食感と肝が何とも相性抜群で美味いからでしょう。

皆さん、買いですよ!!

 

 

トゲカジカの評価

価格   ・☆☆☆☆
コスパ  ・・☆☆☆
珍しさ  ・・☆☆☆
味わい  ・☆☆☆☆

 

ぶつ切りにしたカジカを取り扱っている魚屋さんもあるので、そういった店舗だとコスパ最強です!

頭が大きいので、身を食べるのであれば歩留まりは微妙…、ですが頭もぶつ切りにして汁にしてしまえば殆ど捨てずに料理出来ます。

一般的には安いものなので、見かけた際には是非お試しあれ!

 

※本記事は、サテライトライターさんの記事になります。

ライター紹介

サテライトライター:夢海
未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで400種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします!
Twitter: @YUMEUMI27
ブログ: 夢海のまったり魚日記

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