【黄金の内臓?】ギスは練り物以外でも美味しい魚でした!
変わった魚といえば、深海魚が多いですね。
とは言え、なかなか深海魚を売っている場所はありません。僕の主な入手先も少なく、静岡の深海魚撮影会や一色さかな村がメインです。
ですが、最近のコロナの影響で、そのような市場やイベント買いに行くことが難しなっています。
そんな中、深海魚撮影会の会場である沼津市戸田町の深海魚の鮮魚便が数量限定で発売されました。
そしてもちろん、僕も購入しました!中身は、いろいろと面白い魚が入っていましたよ^^
ということで、今回は、その深海魚セットに入っていた魚の1つ「ギス」について紹介していきたいと思います。
ギスと言えば、練り物が有名ですが、今回は普通にお刺身や塩焼きでたべてみました。中々に面白い魚でしたよ!
目次
ギスについて
日本全域の水深200メートル以深に棲息する深海魚です。深海底引きや延縄で漁獲されます。
関東周辺では、加工用に流通しますが、値段は安めです。小田原では、高級蒲鉾の原料とされています。一方で、小骨が多いため、鮮魚で食されることは、ほとんどありません。身に水分を多く含んでおり、鮮度落ちが早いことが原因の一つです。
ギスの入手方法
ギスは、加工用として流通しているため、一般の人が鮮魚を手に入れるのは難しい魚です。
一番簡単な方法は、釣ることのようです。(といっても釣れるのは、外道としてのようですが…。)
僕も、深海魚撮影会で並んでいるものしかみたことがありません。
今回は、深海魚撮影会でならぶようなお魚を送ってくれる静岡県沼津市戸田の福袋的深海魚便にはいっていました。送料込み5000円でした。
※写真の一番下です。
ギスの捌き方
ギスは、かなり捌きやすい部類だと思います。普通の魚同様に、三枚に下ろして行きます。
まずは、鱗をとります。鱗は、かなり簡単にとることができます。鱗落としを使うまでもないですね。
次に、頭と内臓をとります。
これ、内臓の一部なんですが、何かわかりますか?
なんと、ギスの浮き袋です!噂には聞いていましたが凄く金色ですね。(@@
今回は、細身で骨も柔らかい魚です。大名下ろしで三枚にしていきます。
三枚に下ろした身はこんな感じです。意外にも綺麗な白身です。
下処理は、これで完成です。
ギスの食べ方
ギスは、一般的に練り物で食されます。今回は、別の食べ方でも食べてみましょう。まずは、野食ハンマープライスでオススメされている焼き霜づくりで、そして加熱料理として塩焼きでにして食べてみました。
焼き霜づくり
皮目が美味しいということなので、焼き霜づくりにして食べてみます。
やはり小骨が多いようです。今回は、比較的骨の少ない尾側の身を使います。とはいえ、やはり多いですが…。
今回は、小骨対策として骨切りをしてみました。骨切りは、ハモやヒラと同じ要領でやりました。
柔らかめの身質なので、ここは少し難しいかもしれません。
皮目をバーナーで炙ります。
一口大に切って完成です!よい香りがして美味しそうです。
では、いただきます!
モグモグ(・〜・)
うめぇ!!!トロける脂で、しっかりとした旨味をかんじます。食感は、やはり非常にやわらかいですが、ほとばしる脂と非常に相性がよく感じます。
これは、かなり美味しいですね。骨切りをしているため、小骨を全く感じません。骨切りも正解だったようです。
塩焼き
次に、加熱調理として塩焼きにします。
塩焼きは、中骨だけ取り除いて、骨切りはしませんでした。今回は、キッチンペーパーでくるみ冷蔵庫で一晩寝かして、少し水気をとばしました。
軽く塩ふって、6分ほどグリルで焼きます。
こんがり美味しそうにやけました!こちらも、とても香ばしく良い匂いがしています。
では、いただきます!
モグモグ(・〜・)
うっめぇえええ!!!これは、焼き霜よりもさらに美味しいです!ほどよくギュッと身が引き締まり、噛むたびに脂と旨味が口のなかに広がります。皮もパリパリとした食感で、美味しさを引き立てます。
と思いきや…
いってぇえええ!!!小骨が喉にささりました。小骨自体は、柔らかいのですが、刺さるとやはり嫌ですね。骨切り等の小骨対策は必要そうです。
ということで、今回もあっというまに完食です。
ごちそうさまでした!
まとめ
今回は、静岡の深海魚セットに入っていたギスを焼き霜づくりと塩焼きでたべてみました。非常に面白い魚で、特に金色の浮き袋は凄いとしか言いようがありません。
また、味や食感もよく、焼き霜づくり・塩焼きともに脂と旨味を非常に感じることができました。しかしながら、小骨が多いので、しっかりと対策はした方が良さそうです。
鮮魚は中々手に入れることが難しい魚ではありますが、ぜひ手に入れたさいには食べてみてください!
以上
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