派手なアカイサキの料理は皮目が美味しい!

2020年5月11日

明るい色の魚は好まれる一方で、派手すぎると逆に嫌われる傾向にあります。

確かに、派手な色の魚は大味のもの多くあります。

 

そんな、見た目が派手であまり評価の高くない魚のひとつが、今回紹介する「アカイサキ」です。

今回は、長崎のアカイサキを入手したのですが、食べてみたところ、評判とは違い美味しいではないですか!

ということで、さっそくレポートしていきたいと思います。

 

 

アカイサキとは

 

ハタ科アカイサキ族に分類される魚で、岩礁域に棲息しています。南日本でおもに漁獲され、釣り・延縄・定置網などで混獲されます。

30cmまでは雌として、それより大きくなると性転換して雄になります。

 

 

アカイサキの入手方法

アカイサキの流通量は少ないです。

ですが、南日本の漁港直送便のあるスーパーや市場で、たまに見かけることがあります。

京都であれば、宮津港直送便がありテングダイなども売っている生鮮館なかむら京都中央卸売り場の食彩市でみかけました。

 

今回は、前回のカワビシャと一緒に長崎の変なお魚やさんで購入しました。

 

 

 

アカイサキの捌き方

基本的に、普通のお魚と同じように捌けば大丈夫です。

今回は、三枚卸しにしましたが、かなり簡単な部類だと思いました。

 

まずは、きれいにウロコをとって、頭をおとします。

 

その後、三枚卸しにしていきます。普通の鯛と近い身質で、捌きやすいです。

少し白濁した、比較的きれいな白身ですね。そこまで、脂がノッているわけではないようです。

 

 

アカイサキの料理法

今回は、一緒に料理をして食べたオオカミウオカワビシャと同じく、お刺身と天ぷら・フッリターで食べてみました。

お刺身は、皮目に風味があるという評価を聞いたので、霜造りしました。

 

お刺身(霜造り)

まずは、せっかくの長崎直送便です。鮮度を活かして、お刺身(霜造り)にして食べてみます。

 

皮のついた柵に、切れ込みを入れます。これにキッチンペーパーを被せてお湯をかけます。その後、冷水でひやし、水気を拭き取ります。

 

少し厚めに切って盛り付けたら完成です。(写真中央)

見た目からして、とても美味しそうです。では、いただきます!

 

モグモグ(・〜・)

 

これは、美味い!身そのものは淡白でサッパリとした味わいですが、皮目からアカイサキの旨味をしっかりと感じ取れます。食感も、適度な弾力で良いですね。これは、皮をつけて食べるのが正解だと思いました。

 

 

天ぷら・フリッター

次は、加熱料理として天ぷら・フリッターで食べてみます。

 

まずは、柵を皮付きのまま、ちょうど良いサイズに切ります。

 

これに衣をつけて、180°の油でカラリとあげます。

 

油を切って盛り付けたら完成です。良い香りがしています^^

では、いただきます!

 

モグモグ(・〜・)

 

おぉ、これまた美味しい!やはり皮目に強い旨味を感じます。アカイサキのさっぱりとした身と揚げ感がよくあいます。身質も、とてもフワフワとして柔らかく、最高です。

 

 

ということで、今回もあっというまに食べ切ってしまいました。ごちそうさまでした。

 

まとめ

今回は、派手なお魚アカイサキを、お刺身(霜造り)と天ぷら・フリッターでたべてみました。前評判はそんなに高くはありませんでしたが、実際に食べてみると非常に美味しお魚でした。特に、皮目に旨味がつまっており、皮をいかした料理がよく合うと思いました。

南日本であれば、たまに見かけることのある魚です。もし、あったら買って食べてみてください。

 

以上

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