マツダイを食べてみたら驚きの味だった!【まるで◯◯◯!?】
世の中には、珍魚と呼ばれる魚が多く存在します。その珍魚たる理由は様々で、美味しくないから捨てられてしまうものや、捌くのに手間がかかるものなどがあります。
その珍魚の中でも、美味しいがまとまった量が取れないために、流通が少ないものがあります。そのような魚は、水揚げされるものの、一般消費者まで流通することはほとんどありません。
今回は、そんな美味しいが流通が少ない魚の1つ「マツダイ」を入手しました。実際に食べてみたところ、身の脂が特徴的で、とても美味だったのでレポートしていきます。
目次
マツダイについて
マツダイは、北海道から九州まで広く棲息している魚です。体色が、黒と黄色で特徴的です。小さい時は、枝や葉っぱに擬態して泳いでいます。
瀬戸内では、タカノハダイとも呼ばれています。
定置網で取れますが、漁獲量は非常に少なく比較的高値で取引されているようです。
マツダイの入手方法
マツダイは、港町の市場やスーパーでたまに売られています。しかし、遭遇確率はかなり低めです。
今回は、道の駅ベイファームで1000円で売られているものを入手しました(前項写真)。岡山県笠岡市にある道の駅ベイファームでは、地物の鮮魚が売られており、珍魚もたまに並んでいます。
その他、僕がたまに行く愛知県西尾市の一色さかな村でも目撃情報があります。僕自身は、さかな村では見たことはありません。
その他、マツダイは釣ることもできます。シーズンは、7~8月です。
大きいものは、船でシイラなどを狙っていると釣れるそうです。小さいものであれば、堤防から落ち葉が溜まっているところなどを狙うと釣れることがあります。
マツダイの捌き方
マツダイの捌き方は、普通のマダイと同じです。
今回は、購入したベイファームの魚屋さんで、内臓・エラなどの掃除までやっていただきました。ここから、3枚卸しにしていきましょう。
頭を落とします。
お腹の中の内臓脂肪がすごいですね。これは期待できそうです。
お腹と背中に切れ込みを入れて、骨に合わせて包丁をスライドさせて、3枚おろしにします。
ピンク色で、比較的綺麗な身室ですね。お腹が大きいので、歩留まりは少し悪いです。
腹側は刺身用に皮を引きました。縁側もありますね。
少し皮が残っているのはご愛嬌(>ω・)
これにて、下準備は完了!捌いている感覚としては、イシダイと近いように感じました。
マツダイ の食べ方
今回は、マツダイの鮮度が良かったので刺身・湯引きにして食べて見ました。さらに、加熱料理としてソテーにしても食べてみました。
刺身・湯引き
まずは、定番の刺身からです。
先ほどの皮を引いた柵を、刺身用に切って盛りつけます。ここまでくると、イシダイと見分けがつきませんね。
これを醤油につけて、いただきます!
モグモグ(・〜・)
ん!?!?∑o(*'o'*)o 美味しいです!そして、脂が特徴的!!!普通よりもコクが強く、バターのような味がします。これは、面白いですね。西洋料理にあいそうな味です。
食感は、やはりイシダイ似ていますね。
この手の魚は皮目が美味しいので、湯引きにしていきましょう。
皮付きのに切れ込みを入れます。
お湯をさっとかけて、冷水で冷やし、キッチンペーパーで水気をとります。
湯引きした柵を切って、盛りつけて完成です。
これを醤油につけて、いただきます!
モグモグ(・〜・)
なるほど。美味しいですが、普通ですね。確かに皮目の旨味がありますが、刺身で食べた時のような脂の特徴が消えてしまっています。これが少しもったいないです。
マツダイは、湯引きよりも刺身の方が良いのかもしれません。
ソテー
お次は、加熱料理のソテーにしていきます。
適当なサイズに切ります。
切った身に、塩とお好きなスパイスを振りかけます。僕は、万能なクレイジーソルトを使いました。
次に、小麦粉をまぶします。通常は薄力粉を使いますが、僕は強力粉を使いました。強力粉を使うと、外側がサクサクとした食感になります。
そしたら、少量の油で焼いていきます。
ここで、バターを使うとムニエルになります。今回は、サラダ油なのでソテーです。
良い感じに焦げ目がついたら、お皿にのせて完成です。
では、いただきます!
モグモグ(・〜・)
うめぇ!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ やはり、西洋料理にして正解です。味自体は淡白ですが、とても上品さを感じます。そして、バターのような脂が、ソテーにも関わらずムニエルのようなコクを生み出しています。食感もホクホクと柔かく最高です!
今回は、ソテーをカレーのトッピングにしてみました。
そしてこれも大正解!淡白な味でありながらコクがあるため、カレーの味と調和して非常に美味でした。
という感じで、完食です。今回も、あっという間に1匹食べ切ってしまいました。
まとめ
今回は、道の駅ベイファームで売られていたマツダイという魚を、刺身・湯引きとソテーにして食べてみました。脂が非常に特徴的で、バターのようなコクがありました。そのため、今回のソテーのような西洋料理に合う魚だと感じました。
流通量が少なく値段も少し高めの魚ですが、それだけの価値はある魚だと思います。もし、見かけることがあったら、ぜひ買って食べてみてください。
以上
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