見ず知らずの貝を買ってみた!【イソシジミ】

 

こんにちは、夢海です🐟

 

今回は久しぶりの貝の紹介!

またまた面白いものを見かけたので買ってきてしまいました。

 

 

イソシジミの特徴

 

今回の貝はイソシジミ。

なんちゃらシジミと言うと、流通上「沖しじみ」などは比較的よく見かけますが、今回のイソシジミは初見。

それどころか恥ずかしいことに名前すら知らない貝でした。

 

産地は大分県産。

この数日前まで大分を旅していた事もあり、どの辺りで獲られるんだろうと、大分の海岸線を思い浮かべながら買って帰りました。

 

パット見はシジミらしいべっ甲色をしています。

 

蝶番に近いところはやや剥げて白くなっています。

 

そして付け根に鈍い銀色の玉のようなものが付いており、他の貝ではなかなか見られない特徴を持っている、素人目からしても面白いと感じました。

貝類に強い図鑑を持っていないため、今回はネットに頼り調べてみると、殻長や色味からどうやらこれはワスレイソシジミという種類の様です。

 

今回は試しに1パックのみ購入。

キロ単価を見ても、それほど高い貝ではなさそうです。

 

 

イソシジミの料理

ワスレイソシジミの味噌汁

数があまりないため今回は全てそのまま味噌汁へ。

本来砂抜きをするべきなのでしょうが、半額になっていた為あまり置いておきたくもなく、水洗いをして水から煮出していきます。

 

全体的に殻が開いてきたら火を止めて味噌を溶き完成!

 

ネギを散らして完成です。

出汁は取れている香りがしますが、数が少なかったのか、そもそも味が薄い貝なのか、あさりやシジミに比べるとやや控えめのように思えます。

 

しかし身は薄く面積が大きく、クニクニとした食感を楽しむと同時に淡い旨味がじわ、じわと感じられてきます。

 

水管が離れていて長さも異なっているという面白い形状をしています。

 

私の中では、貝類の旨味はだんだんと大きくなる「<」こんなイメージですが、ワスレイソシジミは素朴な味わいで、旨味が最初から最後までずっと平行し、「=」のような印象を受けました。

 

 

イソシジミの評価

 

価格   ・・・☆☆

コスパ  ・・・☆☆

珍しさ  ・☆☆☆☆

味わい  ・☆☆☆☆

 

価格

・単価はそれほど高くない。貝類にしては安価で手が出しやすい。

 

コスパ

・殻が薄く身入りのいい印象。

 

珍しさ

・市場では見かけず、滅多に手に入るものではないと思われる。

 

・素朴ながら存在感はある。単体で汁物に向く。酒蒸しでは味付け次第で貝の味が負けてしまいかも。食感が非常にいい。

 

今回は初めて見かけた、ワスレイソシジミを購入して食べてみました。

見ず知らずの食材というのは、一般家庭の方からしてみればどんなに安かろうとも手が出しづらいものと思います。

そんな中でも二枚貝類は、汁物にしてしまえば間違いなく、そのまま冷凍もしておける為ハードルが低いものではないかと思います。

 

そして今回のイソシジミなる食材は紛れもなくウマイものに当てはまるので、見かけた際はぜひお試しください🦪

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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