今年の新サンマはおいしいのか?【お刺身・天ぷら】
本記事は、サテライトライターさんの記事になります。
サテライトライター:夢海
未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで400種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします!
Twitter: @YUMEUMI27
ブログ: 夢海のまったり魚日記
こんにちは!夢海です。
皆さん、今年サンマはもう食べられましたか?なかなか高い状態が続きますよね…。
今回はそんな新サンマを仕入れたので、こちらを紹介していきます!
目次
今年の新サンマの状況と目利きの方法
今回仕入れたサンマはこちらです。
実はこの2匹、それぞれ値段が違います。どちらが高くて、合計いくら位だと思いますか?
正解は…
上のサンマの方が高い、でした!
しかも倍以上違います…笑
2匹合わせて税込み¥1000超えといった所です。
例年ならば今頃1匹¥100のものが出回ってもおかしくない時期…。
今年はまだ安くても小サイズで¥250くらいしますね。(9月28日現在)
どうせ買うなら、と脂のありそうな大きいものを買い付けました。
目利きの方法としては、背中が盛り上がったものが脂のある証拠です!
これはあらゆる魚にも適用出来ます。
よ~く見てみれば、この様に見分ける事が出来ます。
背中が盛り上がっている個体が大サイズ、下が中サイズです。
新サンマの調理方法
新鮮なサンマなので、今回は生で握りに。
残りは天ぷらにしていきましょう!
まずは、腹を出していきます。
頭を落としても大きさは一目瞭然。
大サイズは値段が高いだけありますね。
卸すとこんな感じ。
イワシほど白くは濁りませんが、皮目にしっかりと脂を感じられます。
酢飯や生姜をすりおろして握りの準備をします。
このあたりはお好みでどうぞ。
脂のある魚なので、酢飯の味わいが強い方が美味しいかも知れません。
サンマも皮を引いて切りつければ準備完了です。
脂で皮目が白くなってます。
ではこちらを握って…
半数は炙りましょう。
握りはこれで完成。
完成したものは、次の天ぷらとともに記事の最後にまとめてお見せします♪
残りは天ぷらを作っていきます。
残り半身を卸して…
皮は残したまま腹骨をすき取り、小骨を骨抜きで抜いていきます。
これを一口大にカットして
天ぷら粉に付けてカラッと揚げます。
完成したのがこちら!
では食べていきましょう!
新サンマの味わい
まずはお寿司から
つい最近ゲタを買ったばかりなので、こちらを活用していきます。
生サンマからいただきます。
口に入れると青魚の旨味と滑らかな脂が口いっぱいに広がります。
やっぱり、サンマを食べないと秋を迎えられませんね!
高知県産のおろしたての生姜もいいアクセントになります。
炙りは塩をかけて炙り、最後にかぼすの果汁を搾ってかけたものです。
こちらは醤油を付けずに…生とは違い、香ばしい香りとかぼすの爽やかな酸味が重なり、かなり脂がありますがさっぱりと食べられます!
これは箸が止まりませんね!
もっと買ってくればよかったと少し後悔…(笑)
ではお次は揚げたての天ぷらを頂きましょう。
”夢海流” は、塩だけで頂いて、次に天つゆに漬けていただきます。
天ぷらはお塩で食べるのをお勧めします。
素材の旨味がダイレクトにやってくる!
今回のこのサンマも、サクサクな衣の中から青魚の豊かな風味が口いっぱいに漂います。
揚げでもしつこくない脂がまたうまい!
一枚づけにしてしまったので、もう少し厚みがあれば良かったかも…。
半身を丸々折りたたんで揚げるのがベストかな?
次回はそうしてみようと思います!
ひとこと
今年はまだまだ値段の下がらないサンマを取り扱わせて頂きました。
秋の風物詩として昔から親しまれていたものが、手に届きにくくなる事ほど悲しいことはありません。
我々消費者だけで解決出来る問題ではありませんが、現状を知ると言うことは少なくとも解決への一歩になると思います。
スーパーで格安で買えて便利な時代ですが、魚屋さんに行けば本当に美味しいオススメのものを教えて頂けます。
皆さんも是非身近にある魚屋さんを探して訪れてみて下さい。
スーパーが絶対的にダメという訳ではありませんが、とてもいい魚を揃えているのはやはり専門店の魚屋さんになります。
サンマがダメならイワシなど、その時その日に合わせてオススメのものも変わるので毎日通っても飽きないと思います。
今ある資源を大切に、旬のものを頂きましょう!
夢海でした!
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