トビウオ探し2025③オキトビ

こんにちは、夢海です🐟️

 

さて、最近は2025年に書ききれなかったものをちまちま書いているところである。

昨年2025年はトビウオ探しというタイトルでいくつか書いた。

 

これまで、右も左も、ツクシもホソも種として知っているものの、見分け方が分からないという状態だったところにメスを入れて調べ始めた。

そして2025年は一般的に目にする種の他に、珍しいゲストにも巡り会えた年であった。

トビウオの方はというと、定番のホソやツクシ、アヤなどの普通種に加え、シロフチトビウオ、カラストビウオといった、見てみたかったものを見つけられた。

 

そんな2025年のトビウオ探しを締めくくったのは珍しいオキトビだ。

 

 

オキトビの特徴

今回の魚はオキトビ。

 

"飛び起き"ではなく、沖のトビウオでオキトビである。

産地は宮城県産。

 

7月中頃、いつものようにツクシやらホソと思われるものが入った箱から、やたら小さいのが何本か出てきたのだ。

所謂デブロクとやらで、キロ売りではなく1尾単位で売ることの多いトビウオでは、当然、大きいものから売れていくので、小さすぎては売れずに致命的なのである。

そして違和感も感じる。

 

ホソでもツクシでもなければ、通常のトビウオでもないなと気がつく。

顔つきというか、鱗の雰囲気というか、何か引っかかる。

気になりすぎて、夜眠れそうにもないので購入してきた。

 

まあ高いものじゃないし、多少小さくとも良いけどね。なんて考えていたら少しまけてくれた。

有り難し。

 

持ち帰り、検索図鑑を探っていると2周3周して辿り着いた答えがオキトビであった。

念のため、ネット上などでも生鮮画像と比較をすることが多いのだが、なかなかヒットしない。

 

恥ずかしながら聞いたこともなかった種なので、検索図鑑で本種に落ちた時はその珍しさに、"飛び起き"てしまう勢いであった

 

小さかったがまだ見ぬ種だと見切り買い占めてきた。

 

本種の特徴は背鰭と臀鰭がほぼ同じ位置から始まる。

※写真を見返して鰭が立っていない事に気がついた。

 

 

オキトビの料理

オキトビの刺身

まずは単に刺身にしてみる。

 

味噌たたきでも良かったのだが、この前日にツクシトビウオで作ったいたので、ネタ被りしない為にも刺身にした。

1尾分は焼霜にしてある。

 

 

小さいながらも濃厚なトビの風味が感じられる。

 

口当たりもねっとり柔らかいのが印象的である。

この辺りは特記事項がないと言えばそれに当たるが、この小ささでこの味の濃さには驚かされる。

 

焼霜もこれまた美味い。

皮は薄くとも丈夫で、生で食べるならば気になるものだが、しっかり炙れば気にならない。

どころか、この炙った皮目に味が詰まっているので、美味しさ倍増、なのだ。

 

変化球で湯引きも悪くないかも知れない。

小型でありながら、味も濃いので使い道はいくらでも見つかりそうだ。

 

オキトビの天ぷら

オキトビは背開きにして腹鰭など骨の大きい部位を取り除く。

 

天ぷらにするには1番いい大きさだったので、

トビウオの天ぷらは個人的に難しいものと考えており、身の水分が少ないため経過時間で直ぐに質が変わってしまう。

本種、というより本個体は小型であったため、1尾づけで揚げ物にすると非常に使い勝手が良い。

 

おかずにもちょうど良いので、撮影がてら腹も程よく満たせる。

さて、このオキトビは他のトビウオ類に比べても、青魚の風味が一際目立っているように思える。

なんだか、やけに美味しいのだ。

 

オキトビの唐揚げ

オキトビは背から包丁を入れて、内臓を取り出し、取り除かないが背骨と身を離す。

 

香ばしさとザクザク感がなんとも楽しい一品である。

身も表面がカリッとし、少しだけジュワッとするいい塩梅である。

個人的には唐揚げとしていい具合な厚みである。

 

単調ながらもいい旨味があり、香ばしさやレモンの酸味が加わると一体感がある。

 

 

オキトビの評価

価格   ・・・・☆

コスパ  ・・☆☆☆

珍しさ  ・・☆☆☆

味わい  ・・☆☆☆

 

価格

・小型のため非常に安かった。恐らくは流通に乗らないもの。

 

コスパ

・トビウオ類は総じて歩留りは悪くない。小型なので、姿のまま使いたい。

 

珍しさ

・恐らくは漁獲量も少なく、また流通に乗らないのだろうと思われる。水産の場ではなかなか出会えないし、自分で見分けられないといけない。

 

・惣菜的な美味しさ。日常的に食べるならば最も優れているもの。

 

今回は珍種、オキトビを紹介しました。

2025年、トビウオ探しはこれにて終了。

2026年もまた、もう少しすると彼らの季節となる。

今年はどんな種に出会えるだろうか、今から楽しみである。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

広告