宮城県産ムラサキイガイでミディエドルマ
こんにちは、夢海です🦪
さて、世の中にはあらゆるジャンルで流行りものがありますが、私は流行りものの音楽や服なんてものには興味がなく、少なくともミーハーと言えるような人間ではありません。
"最近の若者の流行が分からんな…。"
なんて大人ぶった言葉を溢す私もまた、ピチピチという単語を付けられるほど若くはないものの、次のオリンピックも20代で見られる程度の成年〜中年に変わるような年齢です。
流行りものには興味がない。流されやすい人間じゃあない。なんて頑なに言いふらすものの、自分の見たものなどには何にでも影響されやすく、ダラッとSNSなどを流し見ていたら気になる屋台料理を発見してしまい、材料も苦労せず集まりそうだ。という動機で作ってみることにしました。
ムラサキイガイを購入
今回使う食材は所謂ムール貝と呼ばれる貝。
和名に直せばムラサキイガイという海外原産の二枚貝です。
今回は市場で購入しましたが、関東のスーパーなどでも比較的見かけることができ、中には輸入した冷凍品なども並びます。
元々国内にもイガイの仲間は何種類か生息していますが、市場で出回るもの、特に宮城県産のものはムラサキイガイの比率が多いのではないかと思われる。
自分の目では判断付かず、この貝はここが平らだな。こっちは丸みがある。なんて違いを見比べはしたものの、結局どんな種類がどれほど紛れているか。なんてものは分かりませんでした。
粒の大きいところを選ってきて、大きいもので81グラム、小さくとも60グラム代と宮城県産の中では大きいものを入手しました。
さて、今回作るのはミディエドルマという料理は、イスタンブールなどで食べられる屋台料理。
唯の料理本でさえ1,2冊しか持っておらず、ましてや諸外国の料理のレシピ本なんて持っておりません。
なのでここはインターネットを頼ることにし、レシピの掲載数が少ないな。と感じつつも解釈しながら調理していきます。
まずはムール貝のヒゲを取り除いてボイルし、殻と身を分けるところから。
玉ねぎとケーパーを刻みオリーブオイルで炒める。
レシピではここへ生米を入れて炊くとありますが、今回は炊飯器でムール貝を茹でた際に出た貝出汁を煮詰めたもので炊き上げます。
炊きあがったらフライパンで炒めた玉ねぎなどと混ぜ合わせ、追い出汁をして白ワインを少々加える。
十分に火が通れば殻にご飯を詰め、ムール貝の身を乗せる。
このタイミングでレーズンを混ぜ合わせる。とありますが、初回なのですっかり忘れていました。
レーズンは盛り付けの際に乗せるとしましょう。
貝に盛れたらムールの身を入れて土鍋を使い10分ほど蒸らす。
蒸し器があれば当然蒸し器をお使いください。
ここでも白ワインを使いワイン蒸し風に。これもレシピには載っていないのでアレンジ、とした方が良さそう。
本来であれば米と炒めた野菜で炊き込むところを省略したので、上手くご飯に味が移らなかったのかも。
ムラサキイガイのミディエドルマ
本物を食べた事がないし、完全に見様見真似なので料理名を名乗って問題ないないのかが大変心配になるものの、少なくとも見た目は似せられたのではないでしょうか。
ひとつひとつせっせと詰めたものをひとつひとつ剥きながら食べるという作業のはじまりはじまり。
レモンを搾って食べる、とあるので真似してまたがこれがびっくり仰天!
少なくともこの国の料理だけで生活していたら体験でき無いような面白い味わいなのである。
レーズンの甘味、ペッパーの香り、レモンの酸味、貝の旨味。その全部が順番を守って1列でやって来るのではなく、同時に横並びで押し寄せてやってくる。
どこか甘く、どこか酸っぱく、後味はムール貝が掻っ攫っていくのにまとまりがある。
これは確かに止まらない、つい手が伸びてしまう味である。
見様見真似で作った割にはイスタンブールの屋台はこんな感じかなぁ。と、トルコを旅する風景までもが思い浮かんで来る出来栄えになりました。
今回は炒めしの様な仕上がりになったというのと、米を単体で炊いてしまったので、具材と炊き込むという方法でまた再度挑戦してみたいと思います。
ムール貝を意味するミディエと詰め物を意味するドルマを組み合わせた料理名なので、同様の手順で調理し、その中でアレンジをしても面白そうだし、米に混ぜる食材もより多彩に食べられているのかな?とも考えます。
本物かどうかはさておき、様々な国の海鮮料理を試してみたくなるキッカケとなったので、また揃いそうな食材のレシピを見つけたら試しに作ってみよう。

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記
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