スズキの稚魚(コッパ)を煮干しにしたらスナックになった

2019年3月16日

先日の四つ手網小屋では、大物はとれませんでしたが、スズキの稚魚(コッパ)とアミエビが大量にとれました。

スズキの稚魚を殺してしまうのは可愛そうなので、弱った魚だけを回収していました。四つ手網小屋では、焼いたり天ぷらにして食べました。しかし、それでも余ってしまったので、家にお土産に持って帰りました。

当初は、定番の素揚げにでもして弁当のおかずにと思っていましたが、鮮度も良いし量もあるので、煮干しに加工しようと思いやってみました。

 

煮干は、本来青魚のサバやイワシの稚魚で行いますが、今回のスズキの稚魚は白身魚です。一体どのようになるのでしょうか。

 

スズキの稚魚の入手法

今回の材料であるスズキの稚魚は、四つ手網小屋で入手しました。かなりの量がとれました。他にも、釣りで何回かとれたことがあります。

しかし、稚魚なのでできるだけ元気な個体は逃がしてあげましょう。勿論、今回も弱っている個体のみを頂きました。

今回使用したスズキの稚魚です。

 

市場等では売っているのを見たことがありません。資源保護のために、あまり流通していないのだと思います。

 

煮干の作り方

先ほどの写真で見て貰ったとおり、アミエビ等とごちゃ混ぜになっています。そのため、まずはきれいに仕分けします。

仕分けした、スズキの稚魚の頭と内臓を取ります。この作業は、好みだとおもいます。頭と内臓をつけたままだと多分苦くなると思います。

別の魚が少し混ざっていますが、ご愛嬌。

 

海水程度(約30%)の塩分濃度の水を沸騰させます。沸騰したら、先ほどの魚を4分ほど煮ます。

今回は、沸騰が強すぎたようで、少し身が崩れてしまいました。

 

ゆでた魚をそっとザルにすくい、軽く水を切ります。

 

その後、干し網等を使ってしっかりと干します。今回は、フードドライヤーを使って40℃16時間で乾燥させました。

 

実食

乾燥したら、完成です。

思っていたより、きれいにできました。

 

それでは、まずはそのまま食べてみます。

 

 

スナックです。これは、おやつというかおつまみというか、そのままでおいしく食べられます。

塩加減も絶妙で、白身魚がゆえに普通の煮干にある血の味ようなクセは全くありません。

 

正直なところ、普通の煮干しのように単体で出汁として使うには少し物足りないかもしれませんが、上手く別のもので味を調えれば、上品な出汁になるのではと思いました。

結局、僕は出汁には使いませんでしたが、サラダにかけるなどして食べました。

 

ごちそうさまでした。

 

保存

煮干しですので、勿論保存もできます。乾燥材をいれて、なるべく涼しいところで保存しましょう。

僕は、ジプロックに100均の乾燥剤を入れて冷蔵庫で保存してありますが、2ヶ月経過した今でも食べられます。

沢山作って、保存するのが良いと思います。

 

まとめ

今回は、岡山の四つ手網でとれたスズキの稚魚(フッコ)を煮干にして食べました。正直、単体で出汁として使うには物足りなさそうでしたが、そのままスナック感覚で食べるには最高の食材になりました。

今後、他にも小魚が大量に手に入った際には煮干しにしたいと思います。何より、保存が利くのも良い点だと思います。

皆さんも、小魚が大量に手に入ったときには、是非煮干しに加工してみて下さい。

 

以上

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