秋の海はアジ科天国 ‐カスミアジ‐
こんにちは、夢海です🐟️
今回の魚は市場ではなく、近所のスーパーで見つけたもの。
鍋の具材を探し、野菜をよく買う品ぞろえのいい店を訪れた際に、である。
ここは魚の種類が色々あるものの、市場に比べてしまうと当然やや値は張り、特段無理して買わなくとも良いなという魚種中心のため、普段はあまり買わないところである。
しかし今回、見つけてしまったのが長崎県産のカスミアジである。
ラベル表記には"島あじ"とある。
以前並んでいた魚が五島列島産であった事を考えると、本個体も五島から来たものだろうと思う。
目次
カスミアジの特徴

カスミアジは人生で2個体目。
以前のものはより小ぶりだったので、刺身であっけなく食べてしまったのだが、今回はしっかり味わえそうな大きさである。
大型になると、体側に黄色い斑点が散らばり非常に綺麗なのだが、小型のものでもスラッと伸びる背鰭、臀鰭が青みがかり綺麗なのである。
他のメッキと呼ばれる南方の大型になるアジ類の中でもひときわ目立つ。
カスミアジの料理
カスミアジの刺身

カスミアジの腹側は皮を引き、背の皮目を炙る。
購入から3日ほど経ってしまったが、身はまだハリハリしている。
内臓はやや胆のうが破れてしまっていたので、身の黄色い部分を削ぐ。

ヒラアジ類の刺身はなかなかに侮れない。
しっとり、ねっとりした食感の後で、豊富な旨味がやってくる。
微かな酸味もあり、これが風味を豊かにする
アジならばと生姜やネギを手に取る必要はなし。ワサビと醤油が大親友なのである。
この硬さが秋のメッキを楽しむ要素のひとつである。
密度が高くしっかりした硬さなのに、この歯ごたえが良いのだ。
この歯ごたえを楽しんでいると甘みが増してくる。
メッキの楽しいところその②である。
そのくせ後味は綺麗さっぱりなくなるので、万人に受けると言えるだろう。
そして焼霜も美味。
脂は控えめなので、静かに焦げ目がつくといった様子なのだが、侮れない。
表面の火が通り少し柔らかくなった部分から崩れ、内側の生の部位の食感を楽しむ。
カスミアジの塩焼き
2品目は無難に塩焼きにしてみた。

メッキと呼ばれるアジ類を使っての塩焼きはあまり作ったことがないのだ。
刺身でも感じられた脂が浮き出ては、表面で香ばしく焼き上がっている。
身の硬さもまた私好みである。
他のアジ類に比べ、身が引き締まりギシッとしている。
そのくせ身離れが良い。
他のメッキと呼ばれる大型になる南方アジ類で、味はどのように変わるだろうか、なんて気になってくる。
メッキを食べるならば種類豊富な秋に探さねば。なんて日々考えている。
カスミアジの評価
価格 ・・☆☆☆
コスパ ・・☆☆☆
珍しさ ・・☆☆☆
味わい ・☆☆☆☆
価格
・関東で出回るサイズは小型のものが中心。そのため特別高いというような魚ではない。
コスパ
・歩留りは悪くない。物保ちもいいので、寝かせながら使える。
珍しさ
・やや珍しい。定置網などでメッキに混ざる印象である。そして本種はシガテラのリスクを考えられ、30cm以上の個体は東京都では販売自粛をされるものでもあるため、大型のものは尚見かけない。
味
・今回はクロヒラアジと同時に食べたが、カスミアジって美味しいね。と分かるほど上質だった。同サイズの天然シマアジと大差なし。見かけたら買いたい魚である。
今回はカスミアジを食べてみた。
例年9月頃からアジ科、特に南方の種が鹿児島などから来るようになり、アジ科天国となる。
ただそれも単発的なので、見逃すとその時期には手にはいらないなんて事もある。
秋のアジ科は見逃し厳禁なのだ。
副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記


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