イカ界のマスコット『ボウズイカ』は姿も味も面白い!?
面白い魚は沢山いますが、イカやタコの仲間にも実は面白い姿をしたものがいます。
過去には、深海のマスコットといわれるタコの『メンダコ』を紹介しました。
メンダコは、静岡県沼津市戸田の深海魚撮影会で入手しました。今回は、そんな戸田からの深海魚便に入っていたイカの紹介です。
そのイカとは、深海にも棲息する変わった形の『ボウズイカ』です。
なんと、某ディズニーのネズミキャラクターのような形をしています。
食べてみたところ、中々に面白かったので、レポートします!
目次
ボウズイカについて
ダンゴイカの仲間で、浅瀬から水深200mまで棲息しています。耳の形が丸く特徴的で、ミッキーマウスという呼び方をされることもあります。他にも、丸いフォルムから、ピンダコという名前で呼ばれることもあります。同じ仲間に、さらに小型のミミイカがあり、呼び方が混同されることも多いです。
ごく一部の地域では、食用として流通しています。
ボウズイカの入手方法
ボウズイカは、ごく一部の地域でしか流通しないため、入手が難しいです。
同科の小型イカのミミイカであれば、瀬戸内沿岸の市場でよくならんでいます。しかし、今回のような大きめのボウズイカは、並んでいるのをみたことがありません。
今回は、戸田の深海魚便をとりよせたところ、その中に入っていました。深海魚便は、期間限定で行っています。
ボウズイカの捌き方
ボウズイカは、イカの中でもかなり捌きやすいです。仲間の小さいミミイカに関しては、捌かず内臓ごと煮付けにして食べる地域もあるそうです。
裏側は、こんな感じです。かわいいですね。
胴体から内臓を抜き取り、ゲソだけ残して捨てます。その後、エンペラを指でもぐようにしてとります。
簡単に剥がれます。
胴体に切れ込みを入れて開き、皮を取ります。
キッチンペーパーで水気をとって、下処理の完成です!
ボウズイカの食べ方
今回のボウズイカは、胴体をお刺身で、ゲソを塩焼きにしてたべてみました。
お刺身
まずは、やはり生でいってみましょう!
先ほどの皮をむいた胴体を一口に切って盛り付けます。
もともとが小さいイカなので、薄いですね。透き通る白さです。
では、いただきます!
モグモグ(・〜・)
うーん。まあまあですね。少し水っぽいです。イカというよりタコに近い食感です。面白いですね。あまり、甘みなどのイカらしい味を感じません。そんなに生で食べることに良さを感じることはできませんでした。
塩焼き
加熱料理もしてみよう!ということで、ゲソを塩焼きにして食べてみました。
軽く塩をふり、グリルで約5分間やきます。
こんがり美味しそうな香りがしています。では、いただきます!
モグモグ(・〜・)
まあ、美味しいですね。生よりは良い感じです。そこまで旨味を感じませんが、生よりはイカらしさがあります。また、身質が柔らかく、食感は良いですね。加熱料理は、塩焼きよりも煮付けに合いそうな感じです。
ということで、量は少ないですが、あっという間に完食です。
ごちそうさまでした。
まとめ
今回は、静岡県沼津市戸田から取り寄せた深海魚便に入っていたボウズイカを、お刺身と塩焼きで食べました。お刺身は、少し水っぽく、まずくはないもののまあまあな感じでした。塩焼きは、身質が柔らかく、生よりは旨味を感じることができました。おそらく、煮付けにすると美味しく食べることが出来そうだとおもいました。
中々、手に入れることの出来ないイカですが、見た目からして面白いイカなので、ぜひ見かけたら買って食べてみてください。
以上
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