北海道の珍魚オオカミウオを料理したら味に衝撃!?
北海道といえば 、サケ・ウニ・ホタテと美味しい水産物のメッカですね!
そして、変わった魚のよく取れる場所でもあります(@@
以前には、そんな北海道で獲れた世界でいちばん醜い生物に認定されているブロブフィッシュを紹介したこともあります。
そして今回、またまた北海道でとれる変な魚の超定番オオカミウオを手に入れました!オオカミウオの見た目は、とっても怖くて、あんまり美味しくなさそうですした。が、今回勇気を持って食べてたところ、色々と面白いことが判明したのでレポートしていきたいと思います。
目次
オオカミウオについて
オオカミウオは、茨城以北の日本で取れる魚の一緒です。ギンポの仲間で、見た目は少し変わっています。見た目が悪い魚は深海魚が多いですが、実は水深100 よりも浅い岩礁域に生息しています。食性は、甲殻類や軟体動物・ウニなどを食べています。
日本では、通常食用とされていませんが、海外では意外と食用として認知されている地域もあります。また、水族館でも飼育されている場所もあり、場所によっては泳いでいる姿を見ることも可能です。
オオカミウオの入手方法
オオカミウオは、入手難易度の少しだけ高い魚です。例えば、シーフーズ大谷で入荷情報をみたことがあります。
— 大谷透 (@O6For1W7n2fg60l) April 15, 2020
また、北海道では、たまに市場に入荷するそうです。ちなみに、値段は安いそうです。
基本的には、釣りで夏頃に釣れるものが多いようです。
今回は、知人が利用者さんから頂いたものを分けていただきました。
オオカミウオの捌き方
オオカミウオは、形状的に少しだけ捌きにくい魚です。
まずは、独特のぬめりがあるので、鱗と一緒に落としていきます。包丁についた粘液を見ると、オレンジ色でした。ちょっと、気持ち悪いですね(〜-〜
独特な臭いも結構強いので、しっかりとぬめりを取った方が良いです。
次に、頭を落とします。この独特の歯並びがかっこいいですね。
その後、内臓を取り出して三枚おろしにします。
三枚おろしは通常の魚と同様です。骨は意外と柔らかく、皮に厚みがあるので、三枚におろすのが少し大変です。
おろした身自体はこんな感じです。濁りのある白身で、見た目は普通ですね。
ただ、少し臭いがきついです。
心臓の位置が、少し変わったところにあります。
オオカミウオの食べ方・料理法
今回は、オオカミウオをお刺身と、フリッター・天ぷら・潮汁の4つの料理にして食べてみました。
お刺身について
まずは、なんと言ってもやはり、生で食べてみようということで、お刺身を試してみました。
まずは、三枚におろした身を、柵にしていきます。
皮が結構分厚いです。血合いの部分が、白濁していて、タラにも似ています。
これを、お刺身用に切って完成です!一部は炙ってみました。
見た目は美味しそうですが、果たして…?
それでは、いただきます!
モグモグ(・〜・
んっつ!これは…ちょっときついです 。久しぶりにハズレを引いた感じです。食べた瞬間に、口の中に独特の匂いが広がります。味以前の問題です。食感も水っぽく、そんなに良くはありません。
これはあんまり食べれたものじゃありませんね。残念です。
天ぷら・フリッター
次に、困ったときの料理法である天ぷらとフリッターにしてみました。 皮付きと皮なしの両方ともに挑戦です!
良いサイズに切り、衣をつけて揚げていきます。こちらも、見た目はなかなか美味しそうですね!
油を切って、盛り付けます。では、いただきます!
モグモグ(・〜・)
あれ?普通に食べられますね。その味が、とても美味しいというわけではないですが、お刺身にあったような独特の臭みはありません。食感も、ちょっと固めぐらいですね。 皮がついてるものも、臭みはそんなに感じられません。ただ、少し油が強く、食べ過ぎると胃もたれをする感じはありますた。
潮汁
最後に、せっかくなので潮汁にもしてみました。
オオカミウオのアラを鍋に入る大きさ切って、出汁を取っていきます。
凄い出汁が取れてます。オオカミウオしか入れていないのにもかかわらず、かなり白濁したスープになっています。
先ほどの出汁に、ネギやその他調味料を入れてじっくり煮込んでいきます。
そして、盛り付けたら完成!意外と、良い香りがしています。潮汁も、そこまで独特の香りはないので、やはり加熱するとその臭いは消えるのでしょう。
ではいただきます!
モグモグ(・〜・)
うん、まあまあです。香りのわりに、意外と普通です。少しだけ独特の酸味のような味が感じられます。ただ普通に食べれるレベルです。
ということで、おすそ分けもしつつ、どうにかしてオオカミウオを完食いたしました !ごちそうさまです 。
まとめ
ということで今回は、北海道の珍魚オオカミウオを刺身・天ぷら・フリッター・ 潮汁で食べてみました。結果としては、まず生で食べる際は独特の臭みがあり、箸は進まなかったです。加熱をすると、普通の魚として食べれるようにはなりますが、積極的に食べたいというような味ではありませんでした。もともと、日本では、食用として流通しない魚ですので、納得と言ったところです。他の人のレポートでは、お刺身でも臭みなく食べることができたという話しもあるので、処理の方法もあるのでしょう。まあ、値段も安いので、もし見かけた際はネタの一つとして食べてみるのも良いかもしれません。
以上
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