アオタナゴとウミタナゴの食べ比べ
こんにちは、夢海です🐟️
新年はいい出だしを切れている。
今年の初買い出しでまだ食べていなかったオオアカムツを入手出来たのだ。
ルンルンなところに、今度はこれまた探していた魚を見つけてしまう。
今回の魚はアオタナゴ。
岩手から来ていた入合の箱に、市場ではあまり馴染みのないウミタナゴが来ており、その中に明らかに色が違うものが紛れている。
調査よりも優先するべき事があるタイミングだったので、とりあえず目的を果たしてからまた仲卸に戻る。
良かった、あったあった、と安堵。
買うことは決まっているので、店前で一応臀鰭の付け根を見ておく。
ウミタナゴは臀鰭周りは色もなく、目立った模様がないのに対し、アオタナゴには臀鰭の付け根に黒い線が走る。
するとやはり線が走っているのだ。
これをください。と頼み、ついでに隣にあったカナガシラも貰う。
これはまた別の記事にて。
目次
アオタナゴの特徴

↑アオタナゴ

↑ウミタナゴ
今回買ってきたものはウミタナゴ3尾、アオタナゴ1尾。

並べてみると、その色味の違いは一目瞭然である。
いつもウミタナゴを見つけると、店頭でまじまじと眺めていたのだが、ここまで一目見て違うと、努力を空振りしたように思えてしまう。
見比べて分かってくることもあるし、まだ見ぬマタナゴなんて魚もいるので、探す行為全てが無駄だった訳でもないので致し方なし。
さて、ウミタナゴは過去にも書いている。
今回はアオタナゴにフォーカスをあて、さらには食べ比べという形で紹介していく。
アオタナゴの料理
アオタナゴの握り

まずは片身2貫で、ウミタナゴと2貫ずつ握りにする。
結論からすると、個人的にはアオタナゴの方が旨いと感じられた。

↑ウミタナゴ
なめらかでとろける食感が好きな方ならばウミタナゴだろうけど、その食感に果たして味が追いついているだろうかというと、少し物足りない。
一方でアオタナゴはシコッとした食感、風味、シャリとよく馴染む味わいなど、バランスが良すぎるのだ。

↑アオタナゴの握り
ウミタナゴは何個体も食べているが、どうしてもここまでの味のものは食べたことがない。
まだ1個体だけだけど、アオタナゴの方に軍配が上がってしまう。
とろけ具合といい、シャリと馴染む様子が実に美味い。
このとろけ具合と、風味の良さは握りとしても上ネタである。
また手に入れば、ぜひ握りで食べたいところだ。
アオタナゴの塩焼き
こちらはウミタナゴのほうが上手(うわて)であった。
不思議なことに、生では味で圧倒していたアオタナゴがベシャッと感じてしまう。
厳密に言うと味は良いけど食感が良くない。のである。
この差が生で食べた時の差でもあり、ここに焼いて美味い魚、刺身で美味い魚の境目があるのだと思う。
ウミタナゴは適度に身が締まる。
身離れも悪くない。
アオタナゴは身が細かすぎてしまい、身離れが良くない。味は良いのだけれど、水分がやや残るせいで味がぼやける。
そんな違いを楽しみつつ、ウミタナゴ科という奥深い魚を年始に試すことが出来、満足している。
ちなみにアオタナゴは揚げる方が美味いと見た。次回ですな。
アオタナゴの評価
価格 ・・・☆☆
コスパ ・・☆☆☆
珍しさ ・・・☆☆
味わい ・・☆☆☆
価格
・本種はウミタナゴと同等、どちらかというと定置網などの副産物といった印象が強く、産地では総菜的なもの、流通しても安いことが多い。
コスパ
・歩留りは悪くないが、小型魚のため丸ごと使いたい。
珍しさ
・私の中ではこれまで見かけたことがないので、非常に珍しい、なんて印象を抱えているが、個体数が少ないという事もないと考える。東北太平洋側に多いものと思われる。
味わい
・惣菜的な旨さがあるが、刺身は上質なネタとも捉えられる。
今回は念願のアオタナゴを頂いた。
1個体のみの味しか知らないので、ウミタナゴとの味の差は判断出来かねるが、それでも生で食べて美味しい魚だと感じられた。
昨年、オキタナゴを入手し、残すはマタナゴとアカタナゴの2種である。
ウミタナゴ科は個人的に今アツいものなので、今年は必死に探す1年となりそうである。
副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記


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