貴重な網走湖産ワカサギ
こんにちは、夢海です🐟️
今回の魚はワカサギ。

それも、産地がかなり限られた良いものである。
網走湖からやってきたもの。
今年、網走湖では青潮が発生し、甚大な被害が出ていたそうだ。
そのため今年のワカサギ漁の漁期は7日間に限られたようである。
そんな貴重な流通に乗っていたものをたまたま見つけた。
網走湖産自体、食べたことがなかった為、非常に楽しみである。
大きさは10cm前後、重さも7〜15gの間に収まる、小さすぎず、大きすぎない何にするにもおあつらえ向きな大きさである。
今回は天ぷらで味見と、今年仕込んだ実山椒を使い山椒煮を作る。
目次
ワカサギの料理
ワカサギの天ぷら
ほろ苦い内臓の味の後から、網走湖の香りがする。
網走湖は一昨年の秋に北海道へ訪れた際に立ち寄った。
大雨の中の湖畔に立ってみたが、豊かな沼の香りがしたのだ。

人によっては気になるのかも知れないが、決して臭いのではなく風味として美味しい。
そして内臓のほろ苦さと、身の甘み。
これが同時に感じられるという贅沢この上ない。
塩で食べたので、この塩味に負けじとワカサギの風味も際立ってくる。
ワカサギの山椒煮

今年仕込んだ実山椒を使う。
我が家では希少な冷凍庫の場所を取るので厄介者扱いになってしまうが、それでも今年はかなり活躍した。
煮込んでからひと晩ほどかけて冷やす。
食べるときは冷たいままでも、軽く温め直しても良い。
砂糖を多めにしたので、山椒のピリリとした味が一人で浮き上がらない。
汁は完璧、ワカサギはもっと良い。
内臓の苦さも調和され、湖魚らしさもやや薄まり、つまりは食べやすい塩梅になる。
これを3日ほどに分けて、ちまちま食べきった。
煮ておくと日持ちもするのでありがたい副菜となる。
大きさもこれ以上あれば骨が気になり、小さければタレの味に負けてしまう、本当に良い大きさなのである。
網走湖、元気になっておくれ。
ワカサギの評価
価格 ・☆☆☆☆
コスパ ・・☆☆☆
珍しさ ・・☆☆☆
味わい ・☆☆☆☆
価格
・キロ単価で考えるとかなりの高級品である。網走湖産は特に高いもの。
コスパ
・歩留まりはほぼ100%、丸ごと使うので基本的に捨てる箇所は出ない。
珍しさ
・種としては珍しくないが、網走湖産は流通量が少なく、希少価値が高い。
味
・非常に美味。産地によって味の差があり面白い。
今回は北海道網走湖産のワカサギを頂いた。
最初に書いたように、大規模な青潮が発生して漁業被害が出ているとの事だ。
訪れたのはもう2年前になる。
近く、オホーツク海を望む網走港などには冬に流氷が接岸するという。
果たして、観光で訪れることで、どれほどの地域活性に繋がるか読めたものではないが、ぜひ一度訪れてみて頂きたい。
副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記


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