今季初マガキでカキフライなど

こんにちは、夢海です🦪

 

さて、今回はカキが無性に食べたくなったので、宮城産ムキカキを買う。

今季初のカキはムキカキでスタートした。

 

生食でもイケるものなのだが、この後数日に渡って予定が入っており、食あたりを避けるために火入れしていただく。

 

肝心のカキは、粒は大きいけれど、厚みがない。

広島が壊滅的だという話を聞き、意識して見てみると、確かに広島の加熱用カキを見かけない。

そんな中でも、宮城産のものはまだ価格は保たれている方である。

 

 

牡蠣料理

カキフライ

今回の目的はこのカキフライである。

無性に食べたくなってしまい、居ても立っても居られないほどの病を患ってしまったのだ。

 

粒の大きいところを探し、ひたすらに揚げる。

つまみ食いしながらなので、写真のほかに何個か食べた。

この晩にもいくらか揚げた。

 

少し淋しいことに、粒が小さめなので500gでたらふく食べた気になる。

カキの食べ比べというものをしたことがないので、この産地はこんな味がある。なんて粋なことは分からないけれど、一口大のカキはまとめて風味を楽しめる。

 

個人的に好きな貝柱の比率が大きいことも嬉しい。

タルタルのストックを切らしてしまっていたので、ソースにする。

ソースの酸味の後からグイグイ追ってくる牡蠣の旨味が堪らない。

 

カキと飯で腹いっぱいなので、酒は呑まぬまま終わった。

 

カキの幽庵焼き

カキは汁気を拭き、幽庵地に漬け込む。

 

本来ならば柚子を使うのだが、スダチで合わせてみた。

これを半日付けておき、焼き上げる。

大きめを選ったつもりが縮こんでしまい、一口大となる。

これならばもう少し漬けて置いて良かったやも。

幽庵焼きは思えば初めての試み。

 

ヒモの部分の先っぽが焦げて、香ばしさがここから漂ってくる。

幽庵地の豊かな風味と、牡蠣の味というものはなかなかに相性がいいものである。

これは定番料理に入りそうだ。

 

カキの深川鍋風

カキ、白菜、ネギを味噌のつゆでいただく。

深川風としたのは、油揚げをうっかり買い忘れてしまったため。

 

どこからが深川鍋と呼べるのか、イマイチ分かっていないのだが、油揚げは重要な具だそうだ。

五島列島産の種不明の生アオサも香り付けに入れてみる。

これを味噌を溶いて炊く。

 

今季は何度か鍋をしているが、久しぶりのカキ主役の鍋はあまりに印象が強かった。

 

椀によそうと腹の虫も一気に騒ぎ出す。

牡蠣を一口、頬張ると同時に海の香りが広がり出す。

 

コクのある味噌のスープに、溶いたアオサの香りが実に心地良い。

具もアオサ、白菜、牡蠣のみなので、軽くて恐ろしい程に腹に入ってしまう。

今年も冬がやって来た!

 

 

あとがき

今回はムキカキでシーズン初の牡蠣を楽しんだ。

ニュースでも言われているように、広島などの瀬戸内産養殖牡蠣が、高水温でかなり大打撃を受けてしまっている。

実際、市場でも見かけないという状況である。

今年はまだ冷凍の在庫があっても、来年、再来年になると恐ろしい事になってしまうのだろうと予測している。

惣菜として、気軽に食べられないのではないかなんて思っている。

夏の暑さも、まともになっておくれと願うばかり。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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