釣った魚を食べよう!ハゼ編

こんにちは、夢海です️

朝晩は多少まともになったものの、昼間はまだまだ残暑が酷い9月中旬。

SNSを通じて知り合った友人たちと集まり、泊まりがけで魚を採取し、調理して食べるという楽しすぎる会があった。

 

神奈川県、主に三浦半島を、あっちへこっちへ移動しながら食料を確保していく、という日程であった。

 

初日は海況もよろしくなく、採取ではなく購入した魚がメインの晩ご飯となったが、2日目に訪れたポイントは面白いほどに魚が釣れたのだ。

今回は釣果の中から、ハゼ類にスポットを当てて調理していく。

 

さて、まずは釣れたハゼ紹介。

 

クツワハゼ

次に紹介するホシノハゼに似るが、目元を帯が通る。

今回の釣行で初めて釣れたが、馴染みの種らしい。

 

続いてはホシノハゼ。

観察ケースを忘れ(実家に置き去り)、横から生時の写真が撮れなかったのは非常に残念だが、とてもきれいな魚である。

落ち着いている時は体色が砂色で模様も目立たないが、興奮すると模様が浮かぶ。

今回の出会いで、いつかは飼育してみたいと思った魚である。

 

ダボハゼ、テカミなどの名でお馴染み、イトヒキハゼ。

味はそこそこの小型魚だが、見ると魅力ある姿に惹かれることだろう。

その名の通り、第一背鰭が長く、糸状に伸びる。

頬に青い斑点が散らばり、体には横帯が走る。

 

こちらもお馴染みサビハゼ。

今年は各所で出会った。

水槽内などに入れておくと、口の周りに無数のヒゲが生えている事が観察しやすく、実に可愛らしい奴である。

 

とまあ、今回持ち帰ったのは以上の4種。

 

ほかに同行者がクサハゼを釣るなど、実に多様なハゼの多いポイントであった。

各種、もっと数が釣れたが殆どリリースしてきた。

相模湾はハゼ天国。

実に良いスポットで調査ができた。

 

 

ハゼ類の料理

左上から時計回りに、

イトヒキ、サビハゼ、ホシノ、クツワである。

ざっくり箇条書きで紹介する。

 

イトヒキ

身が丸く、身のふわっと感が強い。

長い尾びれが香ばしくアクセント。

今回の個体は目立たなかったが、時たま内蔵に泥を蓄え、臭いものもいるので、下処理は丁寧に。

 

ホシノハゼ

美味。クセのないクツワのよう。

味はあるものの、ややあっさりめ。

軽い食感、香りで食べやすい。

 

サビハゼ

今回の4種で一番うまい。味があり、個性がわかりやすい。

天ぷらという調理法との相性が良すぎるのではないか、なんて思う。

 

クツワ

ややクセあり。

クツワと食感や味はほぼ同じ。

2個体ともであったので、種の食性や生息環境が異なるかもしれない。

思えばホシノハゼは砂地で、クツワハゼは岩場と砂地の境目で釣れた印象である。

 

 

あとがき

恐らく先に公開となったベラ編のものと同じ、魚好きが集まり、採取&イートという楽しい会があった。

今年1年の中でも、指折りの中に入る刺激的なイベントであった。

 

この日を皮切りに、各地へ飛び回った秋は釣具と旅路を共にすることとなる。

これらはまた別の機会に書きまとめていくので、ぜひぜひ楽しみにお待ちいただければと思う。

前回紹介したベラに続き、ハゼもまた海釣りで最初に出会う魚の一つであろう。

 

ベラも大変種類が多いが、ハゼはもっと多い。

体長数センチから十センチと少しの小さく魅力が詰まった生き物なので、複数種のハゼを狙う五目釣り、なんてものも楽しいだろうな、なんてニヤニヤしながら考えてしまう。

関東、東京湾などの都会の近くにもいる、身近な生き物なので、比較的手頃な道具でも出会えるというのが魅力的である。

 

皆様もぜひ、個性豊かなハゼに出会う旅に出てみてはいかがでしょうか。

 

ライター紹介

副管理人:夢海 未利用魚の有効活用方を探して、様々な魚種を食べて美味しく食べられる方法を研究しております。今まで550種以上の魚類を食べてきました。変わった魚の食べ方を中心に公開させて頂きます。どうぞよろしくお願いします! Twitter: @YUMEUMI27 ブログ: 夢海のまったり魚日記

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